日常生活のふとした出来事で、感情が揺さぶられることって多いですよね。
それが喜びや嬉しさといったプラスの感情なら問題ありませんが、怒りや嫉妬といったマイナスの感情だと困ってしまいます。
マイナスの感情は心の中に居座る事が得意で、いつまでもあなたの心に居候してしまいます。
明日、会社に行きたくないな~。
あの人に会いたくないな~。
会議で発表したくないな~。
マイナスの感情が心に居候していると、あなたの行動力を奪ってしまうことになります。
明日の会社で嫌な事があると決まっているわけでは無いのに、なぜか「明日も会社で嫌なことがきっとある」って思い込んじゃっていませんか?
実はそれは過去にあった嫌な出来事が、あなたを苦しめているのです。
過去に会社で嫌な事があった。
その思い出が「会社」というキーワードによって、嫌な思い出が想起されてしまうのです。
もし、過去に会社でいい事があったなら
同じ「会社」というキーワードからは、いい思い出が想起されます。
このように、未来に起こりうるであろうと想像してしまう感情は、過去からやってきているのです。
では過去の嫌な感情はどうしたら手放すことができるのでしょう。
ひとつの方法としてあるのが「思い出の部屋」です。
まず始めに、嫌な思い出が入っている部屋を想像してみましょう。
その部屋には入り口が一つしかありません。
でも入り口をみると、嫌な部屋であることが分かります。
嫌な部屋がそこにあると、知っているのであなたは部屋の前で立っているだけです。
立っているあなたは部屋の存在を認知しているので、ずっと嫌な思い出がそこにいる事を知っています。
そこで思い切って、部屋のドアを開けて見て下さい。
嫌な事があったのは、過去のあなたが経験したことです。
今のあなたは過去のあなたとは違います。
今のあなたの目で、その部屋の中にある「出来事」を見つめてみましょう。
当時のあなたでは、部屋の中にある出来事は辛いと感じました。
今のあなたはその出来事を自由に「解釈」することができます。
出来事に別の解釈をして「新しい意味づけ」をしてみて下さい。
その意味づけはもしかしたら「あの出来事は、向こうの勘違いだった」かもしれません。
もしかしたら「私の勘違いだった」かもしれません。
過去のあなたはその瞬間、感情に捕らわれていたので冷静に解釈することができなかっただけかもしれません。
今のあなたは、安全な場所から過去を見ているのです。
今のあなたの横に、過去の出来事はありません。
あなたは安全地帯にいるのです。
安全地帯だからこそ、冷静に出来事を解釈することができるのですね。
そうする事で過去の嫌な出来事に、新しい意味づけが出来たなら部屋の出て下さい。
どうですか?
いま、あなたの前にある部屋は嫌な出来事の部屋ではなく
新しい意味づけがされた部屋になっていることを知っていますよね?
過去の部屋に入って、出来事も冷静に見て、新しい意味づけをする。
これだけで嫌な思い出を書き換えることができるのです。
するとあなたの心の中にある部屋はもう、嫌な思い出の部屋ではなくなるのです。
これでひとつ、過去からやってくるマイナスの感情が消えました。
あなたはいつでも、過去の部屋をリフォームすることができるのです。
それだけの力があるのです。
自分自身でリフォームできるようになれば、未来が輝いてきます。
それを継続していくことでEQ(Emotional Intelligence Quotient):心の知能指数を高める事ができます。
リラックスした状態で「心の部屋」のリフォームに乗り出してみましょう!
きっと新しい自分に出会うことが出来ますよ。
実はこれも論理力が関わってきます。
状況・解釈・対策。
この3つの要素を見つめることで、問題解決の対策を創り出すことができるのです。
これはコンサルタント会社のマッキンゼーが考え出した「空・雨・傘」フレームワークです。
論理力が向上すると、人生が輝きだします。
論理力が向上すると、どこででも生きていける心の強さを持つことができるようになるのです。
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