
「交通事故に自分はあわない」
「不治の病にはかからない」
「詐欺になんて引っかからない」
そんな事を当たり前のように思っていませんか?
上記のこと以外でも様々な問題について「自分には起こらない」と考える。
そう思い込んでいるのではないでしょうか?
思い込んでいるというよりも「悪い事は起きない」と思っている。
でもその根拠はどこにあるのでしょう?
根拠の無い思い込み。
実は多くの人が、その思い込みによって間違った選択をしてしまっている場合があります。
そこに潜む罠はあるバイアスが原因なんです。
そのバイアスと言うのは
ズバリ『正常性バイアス』と呼ばれるものです。
正常性バイアスとは?
端的にいうと、自分にとって都合の悪い情報を無視してしまうというものです。
人は安心を求める生き物です。
都合の悪い情報は、安心を失う可能性がありますよね。
だから見ないことにして、安心で居続けようとしてしまうのです。
まさに『くさい物にふた』をしてしまう状態です。
このバイアスは心を平穏に保という側面があります。
しかし緊急時や警戒時には、マイナスに働いてしまうのです。
マイナスの側面
例えば『詐欺』
自分は騙されるはずがない。そう思っている人は多いです。
詐欺の手口が巧妙になっているというのもありますが
警察やマスコミが注意喚起をしているにも関わらず
なかなか数字は減りません。

これは警察庁が発表している被害額のデータです。
高止まりしているといってもいいですよね。
おそらく被害にあわれた方は
『自分は大丈夫』
と思い込んでいたのだと思います。
このバイアスを防ぐ方法
「WRAP(ラップ)」と呼ばれる手法があります。
この手法はスタンフォード大学ビジネススクール教授のチップ・ハース教授と、デューク大学社会起業アドバンスメント・センターのダン・ハースの兄弟が考案したものです。
『W』(Widen Your Options)
選択肢を広げる
『R』(Reality Test Your Assumptions)
仮説の現実性を確かめる
『A』(Attain Distance Before Deciding)
決断の前に距離を置く
『P』(Prepare To Be Wrong)
誤りに備える
この4つのポイントを意識することで、バイアスから逃れる確率が高まります。
人生は選択の連続
人生の分岐点になるような選択をするとき
この『WRAP』を実践することで、後悔の無い選択と
詐欺被害から免れることができることに繋がります。
そしてそれらを使いこなすためには、論理的に考える力が必要です。
フルコミットコースでは『心理面』『感情面』『思考面』の3軸から
論理思考を高めることが出来ます。
後悔の無い人生を歩むための決断は、あなたの目前に横たわっています。
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