今日は近況報告のお知らせです。
昨日、仲間と共に奈良県にある大神神社のご神体である三輪山へ登拝に行って参りました。
大神神社は日本最古の神社で、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が鎮められた三輪山をご神体として拝する神社です。
三輪山にある一木一草にまで神宿るものとして尊ばれており、山内から何かを持ち出すことは固く禁じられています。
また観光や一般の登山とは異なり、お参りが主眼となっています。
そのため山内での私語や軽い気持ちでの登拝は慎まなければなりません。
山内は急勾配な道が続き、湧き水によってぬかるんでいる場所もあり、注意深く登らなければ怪我の恐れもあります。
三輪山自体がご神体なため、山内での撮影なども許されていません。
急な坂道を一歩一歩進むことで
自分と向き合う時間にもなりました。
昨日は雲一つ無い晴天でした。
そんな中、杉木立の間を抜けるように登拝していきます。
聞こえるのは自分や仲間の足音と、自分の息づかい。
そして風が揺らす葉擦れの音と、鳥のさえずり。
ときおり木漏れ日が足元を照らし、自然と溶け込むような感覚になりました。
急勾配な道を一歩一歩進むことは
人生の一歩を踏み出すのと同じだと感じたのです。
足元はぬかるみ急勾配です。
気を抜けば転倒して怪我をするかもしれません。
そんな恐怖がある登拝ですが、怖さを感じながらも
繰り出す一歩を止めることができませんでした。
人生の目的に向かって歩き出す一歩は
その先に恐怖があっても踏み出さなければならない。
そのためには勇気が必要なのだ、と思い至りました。
新しい事を始めるにも勇気がいります。
でもその勇気を出さずに、今の場所に居続けても
何もかわりません。
一歩を踏み出す。
そのことは当たり前なことですが
とても大切なことなのだと、改めて認識しました。
三輪山登拝は人生の大切さを教えてくれる
そんな時間となりました。
みなさんも何かを得たいと思ったとき
三輪山へ登拝してみてはいかがでしょう。
きっと自分だけの答えを見いだせると思います。
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