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相手に期待通りの行動をしてもらう方法

人間関係において相手との関係が円満なものであれば

ストレスなんてものとは無関係に過ごせますよね。

でも実際の日常は

「どうしてそんな事言うの?」

「どうしてそんな事するの?」

と、こちらの期待からズレた行動と出会うことが多いですよね。

 

でもそれらの行動は、その行動をした人からすれば

ごく自然な当たり前の行動なのです。

 

人は自分が正しいと思う行動をする。

それが人の行動を決定する原則なのです。

 

でもある方法を使うと、自分の期待に沿った行動をとってくれる確率が増えるとすればどうですか?

知りたくありませんか?

 

 

とある声かけ実験

 

とある学校で生徒に秘密のまま、ある実験が行われました。

実験の内容はとてもシンプルなものです。

 

まず生徒をAクラス・Bクラスに分けます。

学力の偏りがないよう均一なクラス分けです。

授業を始める前に声かけをするのですが

 

Aクラス

「算数の教科書のここを勉強しましょう」

「国語の教科書のこの話を読んでいきます」

とこれからする授業の大枠を説明して授業をします。

 

Bクラス

「さて算数が得意なみなさんと一緒に~(以下同じ)」

「読書家のみなさんと一緒に~(以下同じ)」

と生徒にこちらが『期待』する事を伝えました。

 

すると生徒たちの授業の取り組み方に変化がありました。

期待を伝えないAクラスは、いつも通りの取り組み方でしたが

期待を伝えたBクラスは、能動的に授業に取り組んだのです。

さらにテストの点数もBクラスのほうが上がったのです。

 

 

人は期待に応えようとする

 

授業内容は全く同じですが、期待を理解した生徒は

自分からその期待に応えようと、勉強に取り組みました。

 

「とても親切な方だと聞いています」

と言われれば、親切にしようと思います。

 

「とても厳しい人だと聞いています」

と言われれば、厳しく接しようとしてしまいます。

 

「色んな事を知ってる人なんですよ」

と紹介されれば、様々な知識を披露したくなります。

 

つまり相手のことを『どう呼ぶか』が重要になるということです。

『どう呼ぶか』というのは、相手に人としての『定義』を伝えることです。

それにより言われた人は『自分は何者か』と考えるようになります。

 

というのも、ほとんどの人は『本当の自分』を知りません。

四柱推命や性格分析など、経験された方が多いのではないでしょうか?

ちなみに僕自身も経験があります()

 

誰かから言われた自分の性質は、客観的な視点からの情報となります。

客観的な視点だらこそ『そう見えているのだ』と信じるのですね。

だからこそ『ではそう振る舞うほうが良い』と意識するようになるのです。

 

 

人は言葉で出来ている

 

小さい頃に親から受けた言葉で人生が決まるほど

言葉の力は強力なのです。

 

たとえば親から

「お前は何もできないヤツだ」

「どうせ失敗するから、何もするな」

「こんなことなら、産まなきゃよかった」

と言われ続けた子どもはどんな大人になるでしょう?

きっとみなさんが想像する通りの人物になっています。

 

「いつもお手伝いをしてくれてありがとう!」

「ほんとに勉強が好きだよね!」

「失敗した?挑戦したことがスゴイよ!」

だとしたら、どんな大人になるでしょう?

 

人は外から与えられた言葉で、心を形作ります。

どんな言葉を投げかけることがいいのか

みなさんも考えてみて下さいね。

 

 

ちなみに、自分で自分に言葉を投げかけても効果があります。

どんな人間になりいたのか、常に自分に声かけしてみてください。

 

きっと驚く変化が生まれていますよ。