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言葉の攻撃への対処方とは?

相手が感情的になって、攻撃的な言葉を投げてきた。

そんなとき、自分を守るためにひたすら謝り続けるか

相手に負けないように、言い返すのか。

様々な行動の選択肢がありますよね。

 

ひたすら謝り続け、その場を切り抜けたとしても

その後にはとんでもない疲労感が襲ってきます。

 

負けないように言い返しても、ヒートアップして

余計にとんでもない事になる場合もあります。

 

ではどうすれば、相手からの攻撃をうまくいなすことが

できるのでしょうか?

そのためには6つのステップがあります。

 

 

step1 つねに想定する

 

言葉の攻撃を経験したことが無い人はいないはずです。

常にそういった状況になるということを、意識して下さい。

そもそも、言葉の攻撃は予測しない所からやってきます。

まさに青天の霹靂ですよね。

 

予め心の準備や覚悟を持っていなければ、パニックです。

頭が真っ白になって、感情のままに行動してしまうかもしれません。

準備をしていることで『あ、攻撃がきたな』と冷静に見ることができます。

 

 

step2 心でリハーサル

 

その状況になったとき、自分はその場をコントールしている

そんなイメージをしてみましょう。

脳は事実と空想の区別が出来ないという特性があります。

つまり脳内リハーサルすることで、脳を『慣れ』させるのです。

スポーツ選手もする、イメージトレーニングはスポーツだけでなく

人間関係の状況突破にも非常に役に立ちます。

 

 

step3 対応する

 

冷静さを保ち、ゆっくりと深呼吸し、相手の言葉を最後まで聞きましょう。

相手の発言を途中で遮ることなく、冷静に『対応』しましょう。

攻撃を受けたとき自分を守るために、反論という『反応』をしてしまいます。

『反応』は頭で導き出した行動ではなく、感情的な行動です。

 

感情的になっている人の話しを途中で遮ることは

逆効果でしかありません。

冷静に『対応』しましょう!

 

 

step4 穏やかな謝罪

 

相手の話を最後まで聞いたあと、相手が一息ついたときに

適切な言葉を相手に投げかけましょう。

クレームなら「ご迷惑をかけ、申し訳ありませんでした」

友人なら「気に障ることを言ってしまって、すみません」

など、こちらに謝意があることを穏やかに伝えましょう。

 

攻撃を受けるときは、何かしらの問題があるからです。

相手の勘違いでも、まずは謝意を伝えることで

相手の感情の高ぶりも押さえることができます。

 

 

step5 手を差し伸べる

 

人は自分の話を最後まで聞いてくれるだけで、気分が良くなります。

ここまでくると、相手の感情もかなり落ち着いています。

このタイミングを逃さずに、共感しながら解決に向けてなにができるか

それを相手に投げかけましょう。

 

しかしながらそれでも、大声でどなり続ける人もいます。

そんなときの相手は『大声で怒鳴ること』が目的となっています。

その目的を果たすことが、手を差し伸べることになります。

 

相手に手を差し伸べている実感を持てば、相手を転がしているという

実感をもつことができます。そこに余裕が生まれます。

 

 

step6 声のトーンを下げる

 

実は相手の声に合わせて、声を大きくしたり

声のトーンを合わせてしまうと、感情のエネルギーが増えます。

そうではなく、声のトーンを意図的に下げることで

感情へ注がれるエネルギーが減少するのです。

 

相手が冷静な状態で、感情的でいつづけることはエネルギーを必要とし

長く続けることが出来ないのです。

自分から相手の感情へのエネルギー供給を止めてしまうのです。

 

 

この6つのステップを使うには、練習が必要です。

練習はイメージトレーニングで可能です。

いざというとき、『反応』ではなく『対応』できるように

 

穏やかな時に対応力を磨いてくださいね。