論理思考の基本

 

論理思考やロジカルシンキング。

それらは生まれついての才能ではありませんよね。

後から獲得していく『技術』なんです。

+-×÷といった四則演算も、技術でしかありません。

 

つまり練習すれば、誰でも扱うことが出来るということです。

ただ多くの人は「なんか難しい」と思い込んでいるだけで

実際はそれほど難しいことではありません。

 

今回は論理思考の基本を改めて紹介します!

 

論理思考がやってること

 

僕のセミナーを受講して頂いた方はもうご存じですよね。

論理思考が一体なにをやっているのか?

それは

『ぐちゃぐちゃのものを分かりやすい形にまとめる』

ことだけなんですね。

 

ただこれをするためだけに、様々なフレームワークが開発されてきました。

ここではフレームワークには言及しません。

基本についてのお話となります。

 

とは言えこの基本は、全てのフレームワークの土台です。

この基本さえきっちりと抑えておけば

論理思考を簡単に使いこなすことができます。

 

さらに言うと、基本ですからとっても単純です。

単純だからこそ力強い効果を発揮するんですね。

 

 

 

論理思考の基本は「分ける

 

その基本は「分ける」ことです。

え? それだけ?

そう思った方も多いかもしれませんね。

 

ですが全てのフレームワークに共通してあるのが

「分ける」

という作業なんですね。

 

全ての情報を一つの塊として認識したとき

内部情報が、どんな繋がり方をしているのかが見えません。

見えないからこそ繋がりの糸を発見できずに

その見た目の「状態」こそが、唯一絶対と思い込んでしまいます。

ですがそれらの情報を「分けて」いくことで、どんどん整理されます。

 

「分け方」のコツは、いきなり細かく分けないというものです。

まずは大雑把に分けていきます。

例えば服なら

「春」「夏」「秋」「冬」という大きな箱に分けます。

次に

「素材」「好み」「使用頻度」など、自分の生活スタイルにあった

項目で分けていきます。

 

この時の分け方のポイントは、横並びではなくで

「縦割り」でわけることです。

 

「素材」の下に「好み」、「好み」の下に「使用頻度」

といったように、階層化していくんですね。

ここを横並びでしてしまうと、うまく分けることが出来ません。

 

 

 

「分ける」項目について

 

階層によって、分ける項目の種類を意識しましょう。

「春」「夏」「秋」「冬」のような、大雑把な項目が

階層の上部になります。

つまり上階層は「抽象的」な項目を意識してください。

階層が下がるほどより「具体的」にしていきます。

 

上階層を具体的にしてしまうと、項目が多くなってしまいます。

「上は少なく下は多く」

これが「分ける」ことのポイントのです。

 

「分ける」項目は、取り扱う情報によって様々変わります。

どんな項目が相応しいのかをまずは見つけて下さい。

いきなり分け始めるのではなく、項目を決めることから始めてくださいね。

 

 

論理思考やロジカルシンキングは、「分ける」ことから始まります。

慣れてくると、人と話している最中でも分けることができますよ!