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効率的な学び方

 

人は様々な知識を取り入れることで

より有利に人生を歩むことができますよね。

資格取得もそうですし、業務内容もいち早く覚えることで

自分のポジションを確立することができます。

 

そのためには情報を脳に定着させなければいけません。

その定着こそが学びの本質なんです。

ですが、そこで多くの人は苦労しているんですね。

では効率的な学び方はあるのでしょうか?

 

答えは『あります』

今回はその一つをご紹介します!

 

 

 

人は忘れる生き物

図はウィキペディアより

 

これはエビングハウスの忘却曲線と呼ばれるグラフです。

 

グラフの読み方はここでは割愛しますが、簡単に説明すると

人の脳は学んだ瞬間から、時間経過で忘れていくということを表しています。

 

1時間後:56%忘れる

1日後 :67%忘れる

一週間顔:77%忘れる忘れる

一ヶ月後:79%忘れる忘れる

 

というように、時間が経てば経つほど忘れてしまいます。

まずこれは、ほとんどの人に当てはまります。

ですので勉強しても忘れてしまうと、悲観する必要はありません。

人間は『そういう生き物』なんですね。

 

 

忘れないためには

 

簡単に言うと、その情報を繰り返し脳に入れるということです。

つまり何度も同じ学びを繰り返すということです。

復習・復習・復習。

これが重要です。

 

ではどのように復習すればいいのか?

ここが最大のポイントです。

 

短時間で何度も同じ所を学んでもあまり効果はありません。

本当に効果的な復習は『忘れる一歩手前』ですることです。

学んだ事を思いだそうとしたとき『うまく思い出せない』

という状態になるまで、復習は控えておきます。

 

この『忘れる一歩手前』で学び直すことで、より深く脳に書き込まれます。

ですがまた、時間が経つと忘れていきます。

同じように『忘れる一歩手前』で復習しましょう。

 

すると徐々に『忘れる時間』が伸びていきます。

グラフで見るところの、一番右上の緑の線のようになります。

落ちる角度がなだらかになっていますよね。

このように、時間を空けて繰り返し脳に情報を入れることで

その記憶の定着率はどんどん上昇していくのです。

 

タイミングは人それぞれですが、3日ごとに学び直すことが良いでしょう。

 

 

さらに定着させるためには

 

こんな経験はありませんか?

ある香りを感じたとき、過去の情景がイキイキと甦ってくる。

まさにこの現象を利用します。

 

学んだ事を『単体』で記憶しておくのではなく

自分が持っている他の『知識』と紐付けしていくんですね。

その中でも『エピソード』と紐付けすると、効果はより高くなります。

 

エピソードつまり個人が経験した出来事には、様々な情報が含まれています。

時間・場所・感情・人・痛みなどの身体感覚

これらの情報が複合的に絡み合っているため、忘れにくい情報として

脳内に保存されているのです。

 

その『強い記憶』と学んだことを関連付けることで、新たな記憶が

古い記憶と混じり合い、忘れにくくなるのですね。

 

 

論理思考やロジカルシンキングも、過去の出来事を参照することで

より素早く情報を整理することが可能になります。

脳内の情報を蓄積すればするほど、創造力は上昇していきます。

 

『ネットで調べればすぐに分かる』

たしかに分かりますが、それでは自分の中の情報との融合率は低いままです。

脳は情報を紐付けするスペシャリストです。

 

アイデアが閃いた瞬間はよく『降りてきた』と表現しますが

脳が勝手に動いて、情報を紐付けしているんですね。

そのためには知識という情報を詰め込まなければ、紐付けできません。

 

学びや考えることとは、実は脳の得意分野なんですね。

脳を使い倒すことで、どんどん人生は楽しくなっていきますよ!