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あなたはなんにでもなれる!

 

今回は教養を深める内容になっています。

 

紹介するのはイギリスの哲学者、ジョン・ロック哲学

『タブラ・ラサ』

について、お伝えしたいと思います。

とはいってもタブラ・ラサってなんやねん?

って感じですよね。

 

アブラカタブラの親戚か?と思うかもしれません()

実は『タブラ・ラサ』は、生き方の指針になる考え方なんです。

 

めちゃくちゃ簡単に解説しますね。

 

 

『タブラ・ラサ』とは?

タブラ・ラサは、ラテン語で『何も書いていない石版』という意味です。

この考え方は

『生まれつきなどなく、経験次第でなんとでもなる』

というものです。

 

現代社会に生きている私たちからすると当たり前ですよね。

なのですが、ジョン・ロックが生きていた時代は

江戸時代が始まってすぐの頃です。

この時期のイギリスは、貴族王族社会です。

生まれ持った権力が全ての時代だったんですね。

 

そんな時代において、この思想は社会への反逆でもあるのです。

 

 

人間に生まれついての優劣は無い

 

この思想は人間の可能性に焦点を当てています。

つまり人は自由であり、経験と教育でどんな者にもなれるということです。

 

これを読んでも『当たり前でしょ』と思いますよね。

でもどうですか?

あなたは今、精神的に自由でしょうか?

自分の無限の可能性を信じられているでしょうか?

 

『タブラ・ラサ』は、人間の可能性を象徴する思想です。

ですが石版に文字を刻む毎に、自分を固定してしまい

『今の自分』というオリに閉じこめられていませんか?

 

 

タブラ・ラサはいつでも手に入る

 

タブラ・ラサは『何も書いていない石版』です。

この石版は一人に一枚なんて誰も言ってないんですね。

新しい石版をいつでも誰でも持つ事が出来るんです。

 

今の自分は固定されたものではありません

いつでも、誰でも、自由に、新しい自分を石版に書き込めるんですね。

もしも今の石版に書いている『自分』がそれほど好きでないのなら

その石版を割っちゃえばいいんです。

 

そして新しい石版を用意して、好きになれる自分を刻んでください。

人はいつでも変化することができます。

その為には、いらない石版を割ること。

石版の全部を割るのが難しいのなら

無駄な部分だけを削り取ってもいいんです。

今の石版を別の石版をくっつけてもいいんです。

 

大切なのは過去にとらわれず、新しい自分を刻むこと。

みなさんも新しい自分を見つけて下さいね。