· 

効率的と効果的の区別を持とう

効率的と効果的。

「率」と「果」が違うだけで似たような感じがしますよね。

ですがこの一文字が違うことで、全く違う意味になります。

 

そしてそれぞれ重視するほうが良い場面があります。

今日はこの二つの言葉をより役立てるために

どのような取り組みをすればよいかをシェアしますね。

 

この違いを意識するだけで、時間をよりよく使うことができるので

ぜひ自分のものにしてください^^

 

 

効率と効果の違い

 

まずは言葉の意味をしっかり定義する必要があります。

goo辞書」で調べると以下のように解説されています。

 

効率

1 機械などの、仕事量と消費されたエネルギーとの比率。

2 使った労力に対する、得られた成果の割合。

 

効果

1 ある働きかけによって現れる、望ましい結果。

2 演劇・映画などで、その場面に情趣を加える技術および方法。

 

この説明にもあるように

効率は「働き」に対してどんな「結果」を得たのかを比較する視点があります。

効果は「結果」のみに焦点を当ています。

この違いをしっかりと知ることが大切なんですね。

 

 

効率的に考える場面

 

少ない投資で大きな実りを得る場面全てに適用されます。

例えば仕事の処理で、色々な計算をしなきゃいけない作業があったとします。

それらを全て手計算でやると、とても時間が掛かってしまいますよね。

これは効率が悪い状況と言えます。

 

計算の部分をPCなどを利用することで、数値入力だけで結果を得ることができます。

数値入力も手打ちではなく、画像取り込みで出来るならさらに楽になります。

こうなると処理能力が高まり、効率的に仕事を片付けることができますよね。

 

このように最小の労力で最大の結果を得るという状況においては

効率的な工夫が必要となります。

 

 

効果的に考える場面

 

では効果的を重要視する場面はどんなものがあるでしょうか?

 

例えば、人間関係を深める場面だとします。

お互いに知り合って間もない二人がいたとします。

どちらかの家で一緒にランチを食べることになりました。

 

このときランチのデリバリーサービスを頼むと、効率的に食べることはできます。

でもそれって家で食べる必然性があまり無いですよね。

そこで二人は効率的ではありませんが、一緒に作る事にしました。

 

何を作るのか話し合いをして、材料の買い出し。

食材の下処理と調理。食器の準備に盛り付け。

テーブルには一輪の花なんかも飾って、心地よい音楽も流します。

 

「ランチを食べる」行為は同じですが、とても効率は悪いですよね。

でもこの作業を一緒にすることで、二人の仲はより近づくと思いませんか?

効果的というのは効率を考えずに、その効果が最大になることを大切にすることです。

きっとこの二人は、最高のランチの時間を過ごしたと思います。

 

 

どちらも悪いものではない

 

効率的・効果的

どちらも悪いものではありません。

ただそれを意識する場面を選ぶことが大切なのです。

 

ざっくり言うと

 

効率的に考える場面は、時間を無駄にしない場面。

効果的に考える場面は、心を豊かにする場面。

 

 

このように覚えておくと、わかりやすいですよ^^