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先入観は思考の幅を狭める最大の敵

物事に取り組もうとするとき

「これはこういうもの」

という考えを持つことがあります。

 

人と話しをするときでも

「この人はこういう人」

と相手のキャラクターを先に作ることがあります。

 

そういったものを先入観と呼ぶんですね。

この先入観は本当にやっかいなもので

思考の幅を狭めてしまう要因になってしまいます。

 

かのアインシュタインも

「先入観は原子を破壊するより難しい」

と先入観の強さを表現しています。

 

今日は先入観についてシェアしていきますね。

 

 

先入観のデメリット

 

先入観を持つとどんなデメリットがあるのか。

とくに大きなデメリットは

可能性が限定されてしまう。というものです。

 

自分が持っている先入観以外の「何か」は存在しない。

そのような感覚におちいってしまい

思考の幅を広げることができなくなってしまうのです。

物事の見方を画一化してしまい、柔軟性が消えてなくなります

 

「こんなことは出来ない」

そんな先入観を持って物事を見てしまうと

出来ない理由を無限に探すようになってしまいます。

 

「信用出来ない」

と相手のことを思ってしまうと

相手の発言全てが、信じられないものになってしまいます。

 

先入観は目の前の情報に、変な色をつけてしまうんですね。

 

 

先入観のメリット

 

ここまで読むと、先入観は持っちゃいけないんだ!

そのように思ってしまうかもしれませんね。

ですが、先入観も使い方によっては大きなメリットを得ることができます。

 

例えば

「このプロジェクトは成功する」

そのような先入観を持っていれば

プロジェクトを推進させるための、エネルギーになります。

成功するために必要なものは何かを、自動的に探すようになるんですね。

 

このようにポジティブな先入観を持つことで

「そうなって当たりまえ」

と思えるようになります。

未来の姿が当たり前なので、積極的に行動することができるようになるんですね。

 

 

先入観をセットする場所に気をつけよう

 

プロジェクトは成功する、という場所にセットするのは問題ありません。

セットしちゃマズイ場所は

「このやり方なら」

という部分です。

 

手段に対して「うまく行く」という先入観をセットしてしまうと

たとえうまくいかない手段であっても、うまくいくと信じて

同じことを繰り返しおこなってしまう恐れがあります。

 

過去と同じ事をして、違う結果は出てきません。

同じ事をしたのなら、同じ結果しか出てこないんですね。

手段に先入観をセットするのは、止めておくほうが無難です。

 

 

先入観に囚われないために

 

とっても簡単な合い言葉があります。

「そもそも、これって」

という問いかけです。

 

そもそもを考えることで、先入観からの囚われから抜け出しやすくなります。

というのも、先入観は自分の中で生まれたものを対象に投影しています。

ですが「そもそも」で考えると、対象を主体とした考えになるんですね。

そのため、自分の先入観と切り離された見方になることができます。

 

先入観は自分の主観が対象に張り付いている状態なので

対象のみに意識を向けることが大切になるということなんですね。