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第六感? それとも直感?

日常生活のなかで、突然ピンとくることってありませんか?

第六感とか、直感などと呼ばれるものです。

そしてそういったものって、結構な確率で当たっていますよね。

実は直感って、単純な閃きではないんです。

直感が生まれるまでには、様々な工程が存在しているんですね。

 

これを知ることで、あなたも直感をおおいに役立てることが出来ます。

大切なことは

「なんとなくは、けっこう正しい」

ということです。

 

 

脳内の情報処理

 

では直感はどのようにして生まれるのか?

そのカラクリをお話していきますね。

 

脳は様々な情報を蓄えています。

そして蓄えられている情報に常に、なにかしらのアクセスをしています。

このアクセスは意識的・無意識的にかかわらず行われています。

自分が意図を持って考えているときは、意識的にアクセスし

意図を持っていないときは、無意識的にアクセスしていると思ってください。

 

思考の役割は、自分の脳内にある情報をつなぎ合わせる作業です。

独立した情報を繋げることで、なにかしらの意味をもった情報群を構築していきます。

意図をもって生み出された情報群は、考え出された結果として

自分が認識できる意識領域にまで上がってきます。

考えが浮かばない状態というのは、情報群が生成されずに無意識下にある状態なんですね。

 

つまり考えて出てきた答えは、有意識の領域に運ばれて気付くことができるのです。

 

 

直感とはなにか?

 

勘の良いあなたは、直感でなんとなく感じているかもしれませんね。

そうなんです、直感は意図せずに無意識下で考えていたことが

突然、有意識の領域に運ばれたときに起こるものなんです。

 

人は1時間の間におよそ2700回も思考をしていると言われています。

1分に45回。ものすごく考えていますよね。

これは意識的に考えている場合もあれば、無意識で考えている場合もあります。

 

このように人は活動している間、四六時中なにかしらを考えているわけなんですね。

考えるというのは、何かしらの答えを得る行為でもあります。

無意識の領域で考えていたものに、とつぜん答えが生成される場合もあるわけです。

その答えが有意識に運ばれ、直感というものを感じるんですね。

 

 

直感はなんとなくではない

 

つまり直感とは、なんとなく感じているものではなく

しっかりと考え抜かれた結果ということなのです。

でも「なんとなく」に感じてしまうのは、思考プロセスがはっきりしないからなんですね。

 

どうしてこの結論に至ったのかを、明確に振り返ることが出来ないので

その答えに自分自身が信憑性を持てなく感じてしまうのです。

ですが無意識で考えたことなので、プロセスを発見することが難しいだけなんですね。

もちろん、とことんプロセスを見つめれば納得もできるでしょう。

とはいえ、見えていない場所での思考なので、見つけ出すのは難しいんですね。

 

プロセスは見えなくても、脳内でしっかりと考え抜かれた答えには変わりありません。

直感が当たるのは、こういった理由なんですね。

 

ですので、あなたの直感はだいたい正しいと思ってもらって大丈夫です。

しっかりと考えたうえでの結論となんら変わりはありません。

ただ、思考プロセスが見えていないだけの違いなんです。