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相手を説得するための方法① 議論を避ける

 

今日から12回にわけて【相手を説得するための方法】をお伝えしていきます!

これからお伝えする情報は、よりよいコミュニケーションをするためのポイントでもあります。

一気にお伝えしてもいいのですが、それだとすぐに忘れてしまいます。

効果的な学習は、繰り返し学ぶことだと結論がでていますので

12週にかけて、じっくりと一つ一つを学んで実践してくださいね^^

 

1週目のテーマは『議論を避ける』です。

 

 

議論の正しいゴールとは?

 

議論を戦わせるという表現がありますよね。

もちろん場面によっては、コチラの主張を通さなければいけない場合もあります。

しかし、議論に負けた相手は、相手の主張を受け入れてくれるのでしょうか?

そうならない事は明白ですよね。

負けたほうは、自尊心を傷つけられ劣等感を持ち、感情的になるでしょう。

つまり議論に勝ったとしても、相手を説得することにはならないのです。

 

では相手を説得できる議論の正しいゴールとは何か?

それは「お互いに自分の考えがより良いと確信すること」です。

 

 

意見の不一致を歓迎する

 

お互いに自説が良いと確信すると、対立はますます増えるように見えます。

もちろんそこで終わってしまっては、そうなってしまうでしょう。

ですがそれは「第一のゴール」でしかないんですね。

 

もしも相手と話しをしていたとき、全ての意見が一致していたとしたら

どちらか片方は「いなくてもいい人間」になってしまいます。

二人の間では意思疎通ができてスッキリするでしょうが

他者から見ると、同じ事を言っている人たちにしか見えません。

 

簡単に意見が一致してしまうと、それ以降の思考の広がりが停止してしまうのです。

 

 

Cプランを見つけよう

 

互いの意見の違いを明確にし、それぞれの良い部分を双方が確信したとします。

そして自分から相手の意見を認めてあげることで、相手は心を開くようになります。

すると相手もコチラの意見を認める余裕が生まれるんですね。

 

お互いの心が開かれた状態を作ると次に起こるのは

「互いの意見を融合したらどうなるか」

という、広い思考領域へと互いが入ることが出来るようになります。

 

この領域では、互いの意見ではない新しい「Cプラン」を探します。

「Cプラン」は一緒に協力して見つけ出すものですので

それが生まれたときは「お互いの意見」として認識されるわけです。

 

 

議論を避けるとは、議論を戦わせるのではなく

融合させ新しい「Cプラン」を見つけ出すことです。

そうすることで、互いに互いを説得することができるのですね。

 

大切になってくるのは、自分から心を開くということです。

意図的に心を開くことで、相手も安心して心を開いてくれるようになります。