相手を説得するための方法④ 穏やかに話す

 

【相手を説得するための方法シリーズ】の第4週目。

今回のテーマは『穏やかに話す』です。

眉間に深い皺をつくって、口角泡を飛ばすようにされたら

聞いているこちらは、圧迫されているような感じがします。

そんな人の話にしっかりと耳を傾けられるでしょうか?

 

極端に激しい感情的な話し方は、相手を萎縮させてしまいます。

穏やかに話すことで、大きな果実を得ることができるのです。

 

 

圧倒する話し方は何が起こるのか

 

すさまじい勢いで、持論をぶつけられたとしたら

あなたはどんな印象を受けるでしょうか。

熱意ある人だなと感じる場合もあるとおもいますが

相手の主張が、自分の考え方と違っていたとしたらどうでしょう。

 

相手のエネルギーを防ぐのと同等の分厚い壁を、心に作るのではないでしょうか。

実は強すぎる主張は、聞き手に反発心を生み出しやすくするのです。

反発や抵抗があると、話を聞き入れてくれる確率は極端に低くなります。

そうなると説得どころではありませんよね。

 

 

相手に抵抗を生ませない

 

説得をするには、こちらの話を相手にしっかり聞いてもらう必要があります。

そのためには、反発や抵抗を起こさせないことが重要になります。

つまり、激しい主張ではなく、穏やかに話すことが大切なんですね。

 

強い主張を受けると人は、操作されているように感じてしまいます。

人は操作されることを嫌がるので、やはり抵抗が生まれてしまいます。

穏やかに話すことで、相手は冷静な頭で考えることができるようになります。

こちらの話を考えてくれるというのは、しっかり聞いているからこそなんですね。

 

 

穏やかに話すポイント 5

 

・大声で話さない

大きな声というのは、相手にプレッシャーを与えます。

 

・相手を否定しない

否定してくる人の話は基本的に聞きたくないですよね。

相手を否定せず、尊重して話すことが大切です。

 

・笑顔を意識する

しかめっ面で話されるより、笑顔で話してもらったほうが安心します。

安心は心を開けるための重要な要素です。

 

・間を多めにとる

一息で全部を一気に話すのでは無く、文節ごとに間を取りましょう。

そうすることで、相手に考える時間を提供することができます。

 

・ときおり確認をはさむ

相手が疑問を持っているかを確認することで

一方的に話しをするわけではないという印象を与えることができます。

 

 

穏やかな話し方は、人柄で生まれるものではありません。

テクニックなんですね。

練習すればだれでもこの話し方ができるようになります。

 

日常会話でこの話し方を意識してくださいね。