· 

相手を説得するための方法⑧ 相手の立場に立とう

 

【相手を説得するための方法シリーズ】の第8週目。

今回のテーマは『相手の立場に立とう』です。

相手の立場を考えずに、自分の都合の良いことばかりを言われても

「はい、そうですね」とはなりませんよね。

 

これは万国共通の考え方です。

自分に都合の良いことだけを言っても、相手は聞いてくれません。

まずは相手の立場に立つことで、相手の状況を把握することが大切です。

 

 

相手を知ることから始めよう

 

相手の立場に立つためには、相手のことを知る必要があります。

 

どんな性格なのか?

どんな責任を持っているのか?

どんな人間関係を持っているのか?

どんな休日の過ごし方をしているのか?

どんな価値観を持っているのか?

どんな問題を抱えているのか?

どんな未来を望んでいるのか?

 

相手の事を知ればしるほど、相手と同じ場所に立って

相手が見ている世界を見ることができます。

 

相手を知ろうとするとき、自分とは相容れない価値観と出会うかもしれません。

そんなときは、相手の考え方が間違っていると決めつけてはいけません。

相手はその価値観を間違っているなんて、ひとつも思っていないからです。

 

相手を非難・否定しても何も育まれません。

相手を知り、理解することに努めることがなにより大切です。

 

 

相手の反応を予測しよう

 

相手の全てを知ることはできませんが

相手のことを知ろうと意識することで、多くのことを知ることができます。

それらの情報を元に、こちらがこう言えばどんな反応になるのかを考えましょう。

 

その方法はとっても簡単です。

自分が相手になったつもりで、自問自答するだけです。

そして相手の立場に照らし合わせて、導き出せばいいだけです。

 

このときにネガティブな感じが出てきたのであれば、自分へした質問は

相手にとって良くない質問になります。

ポジティブな感覚になるような質問を探していきましょう。

 

それらの質問は、相手が真剣に耳を傾けてくれる可能性が高まります。

反発を生まない言い方を見つけ出すことができるのです。

 

 

相手の立場に立って、共感しよう

 

同情と共感は違います。

同情してしまうと、相手と同じ状態になり

相手の問題を背負うことになってしまいます。

ですが共感の場合だと、同情と同じように相手を理解できますが

相手の問題は相手のものだと、冷静に見つめることができます。

 

同情ではなく共感をして、相手がどんな状態かを理解したうえで

最適な提案は何かを探しましょう。

そうすることで、こちらの要望を的確に相手に届け

相手もその提案に、真剣に耳を傾けてくれるようになります。

 

いかに相手の事を知るのか。

それがなにより大切になるのです。