ビジョンという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
簡単に訳すと
「実現したい明確で具体的な理想像」
と表現するのが、近いかなと思います。
人それぞれ
「こうなったらいいな」
という想いの一つや二つは持っているものです。
でもそれを実現できないのには、理由があります。
それが「ビジョンを持つ」ということなのです。
今回はビジョンの重要性とビジョンに必要な要素についてご紹介します。
ビジョンの重要性
ビジョンは
「実現したい明確で具体的な理想像」
と表現しました。
これはまさに、人生のゴールでもあります。
つまり目的地なんですね。
カーナビでも、目的地を設定しなければ
道案内は始まりませんよね。
実は人生においても、目的地を明確にしないと
実現するための道や行動を見つけ出すことができないのです。
つまり現状が変わっていかないのは
ビジョンを持っていないことが大きな原因なのです。
ビジョンが明確になれば、おのずと道や行動が見えてくるようになります。
まずはビジョンを作ることが大切なのです。
ビジョンに必要な3つの要素
ビジョンは、闇雲に作ればいいというものではありません。
しっかりと練り上げる必要があります。
そのときに次にあげる3つの要素が満たされているかを確認してください。
1:明確で具体的であること
ふわっとしたものだと、そこに到達することはできません。
例えば「東京都墨田区押上1丁目1−2」に行きたいのに、住所を調べずに
「東京に行く」
だけだと、この住所に行き着かないですよね。
東京に着いたとたんに目的が達成されてしまいます。
でも本当に行きたい場所ではない「府中市」に到着しているかもしれません。
ですがしっかりとした住所が明確になっていれば、そのピンポイントの場所へ到着できます。
ちなみに上記住所は「スカイツリー」の住所です。
これでスカイツリーに登ることができますよね。
このように明確で具体的でなければ、達成できなくなるのです。
2:自分にとって有意義なこと
もしもビジョンを達成したとき、自分に不利益があるものだとしたら
そこに向かうエネルギーなんて湧いてこないですよね。
「そんなの当たり前じゃないか」
そう思いますよね。
でも本当に全員が全員「自分にとって有意義なこと」に向かっているのでしょうか?
もしかしたら「上司の機嫌をとるため」みたいに、他人を優先しているかもしれません。
つまり自分にとって有意義なことというのは、主体が自分でなければならないのです。
でも思いのほか、これが難しかったりするんですよね。
だからこそ、自分が本当に求めているもが何かを知る必要があるのです。
自己対話が不可欠となるのです。
3:自分に合っていて満足感が得られること
これも「2」と同じで、自分ではない誰かの満足のためのものになっているかもしれません。
しかも自分に合っているものでないと、達成しても徒労感のほうが強くなってしまいます。
未来に待ち受けているのが徒労感だと分かってしまえば
途中で歩みを止めてしまうことになります。
登ろうとしていた山が違うことに、途中で気づいてしまうのですね。
そうなってしまっては、それまでの時間と労力がもったいない。
いまから登ろうとしている山は、ほんとに自分が登りたい山なのか?
誰かが「あの山はいいよ」といっていたから選んだ山なのか。
「この山はすばらしい!」と心の底から思えたものなのか。
この違いは進む道中も、達成した後にも、大きな影響を及ぼします。
ビジョンはより大きく持とう
教会を作ろうとしている三人のレンガ職人に、通りすがりの人が
「なにをしているのですか?」
と質問をしました。
一人は
「見て分からないのか、今日の食い扶持を稼いでいるんだ」
と答えました。
二人目は
「ほら見てみろ、このキレイな積み方。俺にしかできないんだぜ」
と答えました。
三人目は
「みんなが笑顔になれる場所を造っているんだ」
と答えました。
三人ともに同じ事をしているのですが、ビジョンの違いで「行為の意味」が大きく違ってきます。
大きいビジョンを持てば持つほど、目の前の小さな仕事の意味も同じように大きくなり、やりがいが生まれます。
どんな気持ちで仕事に取り組むと、良い仕事ができるのか。
答えは明白ですよね。
ビジョンは自分の可能性を最大化してくれます。
あなたもビジョンを掲げて、理想の未来をつかみ取ってくださいね。
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