相手の肩書きなんかどうでもいい

 

今回の記事は、少し挑発的な内容になっています。

読む人によっては、不快な気持ちになるかもしれません。

ですが書いている内容は、人間関係を構築するうえで

僕自身が大切にしていることでもあります。

 

人間的なつながりを太く強くしたいと思っているなら

今回の記事はとても参考になるとおもいますよ。

 

 

友人との会話で気づいたこと

 

先日、友人宅に招かれてホームパーティーをしました。

近況報告やちょっとした失敗談など、他愛もない会話のあと

僕の仕事について聞かれたことがありました。

もちろん守秘義務があるので、詳細は秘匿していますが

どんな人がクライアントさんになるのかと質問があったのです。

 

「詳細は言えないけど一流企業に勤めているような、とても優秀な人が多いよ」

そう答えると

「そんな人をクライアントにとって、怖くないの?」

と驚かれました。

 

確かに僕の経歴と比べると、月とすっぽんです。

もしも僕が会社員で、クライアントさんの肩書きを知ったら

自分なんかがどうこうできる立場の人じゃないと、怖じ気づいていたかもしれません。

 

でも今は、相手の人がどのような立場・肩書きの人であっても

フラットに接することができています。

どうしてそんなコミュニケーションが取れているのかを考察しました。

 

 

社会人と肩書き

 

肩書きは、会社員にとって階級を表すものですよね。

主任・係長・課長・部長・専務・役員・社長。

組織の序列のなかで、どの地位にいるかを表現しています。

そして地位に合わせた権限が与えられています。

 

相手の肩書きが自分の肩書きより上か下か、それでどのような態度を取るかを判断しています。

組織においては階層を作ることで、意思伝達がスムーズになることもあります。

そのため、肩書きが必要になる側面もありますよね。

 

でも社内でコミュニケーションを取るとき、相手そのものではなく肩書きを見て話していませんか?

「○○さん」ではなく「課長の○○さん」のように、課長という立場の人として話していませんか?

それって「○○さん」ではなく「課長」であれば、誰でも良いことになってしまいませんか?

肩書きが上位の人であればあるほど恐縮してしまうのは、これが原因なのです。

つまり多くの人は、相手そのものとコミュニケーションを取っているのではなく

相手の肩書きとコミュニケーションを取っているのです。

 

 

誰とコミュニケーションをしているのか?

 

コミュニケーションの対象は人ですよね。

決して肩書きとコミュニケーションをしているわけではありません。

ですが、多くの人は相手の肩書きとコミュニケーションを取ってしまっているのです。

そのため、無意味な横柄さやへりくだりが生まれてしまうのです。

 

僕は相手の肩書きを完全に無視しています。

そんなものを通した会話より、相手自身と向き合ったほうが

より有意義な会話を楽しむことができるのです。

 

肩書きはある組織の立場を表しているに過ぎません。

いわば相手を構成している様々な要素の、一つでしか無いのです。

たった一つの要素にばかりフォーカスしてしまっては

相手の本質なんか感じられることはないですよね。

 

だからと言って、バカみたいな言葉遣いはしませんよ。

礼節をもって向き合うことは、大人としてのマナーです。

 

 

社会的役割を取り去ろう

 

僕は肩書きや役職のことを「社会的役割」と表現しています。

これは自分本来の姿ではなく、その肩書きや役職をまとっている状態のことです。

社会的役割をまとい続けてしまうと、本来の自分を見失ってしまいます。

すると相手の発言の全てを「社会的役割」のフィルターを通して認識してしまいます。

 

そんな状態では、血や体温の通ったコミュニケーションなんてできません。

「社会的役割」を取り除いた、素の相手を見つめて欲しいのです。

するとどんなに立場が上の人であっても、同じ人間だと気付けます

 

同じように食べて、同じように悩んで、同じように感じる。

無意味な壁が無くなります。

 

このような視線でクライアントさんと接しているからこそ

僕はフラットな会話ができているのです。

 

 

この視線は誰でも持つことができます。

会社の中では難しいかもしれません。

でも就業時間が過ぎた後は、相手の肩書きを意識から外してみてください。

 

そうすることで、上司部下だけでない人間的なつながりを構築できますよ。