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満足なんて捨ててしまえ

 

コロナが下火になってきたとはいえ、まだまだ以前の日常は戻っていません。

コロナが猛威を振るってから、倒産した会社の数は3,104件にものぼるそうです。

(帝国データバンク 22/3/31のデータより)

この状況が好転して、経済が回り出すにはまだまだ時間がかかりそうですよね。

 

もしかしたら、勤めている会社が・・・

なんてこともありえるかもしれません。

そんなとき、軽やかに動くために何が必要なのか?

それをシェアしたいと思います。

 

 

ついやってしまうこと

 

実は僕も含めてですが、ついついやってしまうことがあります。

それは何かというと、今に安心しちゃうということなんですね。

いまこの瞬間で、いままで通りの生活ができていると安心しちゃいます。

安心するとなにがおきるかというと、気持ちが落ち着くんですね。

気持ちがザワザワするより、よっぽどいい状態ですがこれがちょっと怖いんです。

 

というのも気持ちが落ち着くと

「これでいいか」

となって、満足しちゃうんですね。

 

この満足感があると、いざというときに困ることになるんです。

 

 

満足は人生の落とし穴

 

人は満足してしまうと、欠乏感が消えてしまいます

欠乏感は、何かを手に入れるためのエネルギーなんですね。

でも満足することで、欠乏感は消え、エネルギーも出てこなくなってしまうんです。

 

すると「いまのままでいいや」と考えるようになってしまって

新しい挑戦に目が向かなくなってしまうんです。

すると成長へのエネルギーも薄まってしまって、身動きが取れなくなっちゃうんですね。

 

実はこの状態になることが、もっとも危険だったりするんです。

 

 

満足は危機意識を鈍らせる

 

このままでいいと思った瞬間、危機へのアンテナの感度が落ちます。

すると学びの意識も薄れ、のんびりとした過ごし方になってしまいます。

この状態はあまり良いとは言えないんですね。

 

「水が必要になる前に井戸を掘れ」

これはハーヴィ・マッケイ著の書籍のタイトルですが、とても大切な言葉です。

 

困ったときに行動を起こしても遅くて、困る前から行動しておくのが最良なんです。

 

つまり今の状況が良いものであっても、万が一を考えて準備を進めることです。

新しい資格勉強を始めるもよし

別業界の動向を調べるもよし

新しい人脈を作ってみるもよし

 

安定している状態だからこそ、次のステージに上がるための活動に

力を入れることができるんですね。

 

 

満足を得ることはとても素晴らしいですが

満足感をずーっとむさぼり続けると、いつか足下をすくわれることになるんです。

満足は一回味わったらすぐに捨ててしまって、新しい満足を見つけにいくことが大切なんですね。