日常でちょっと嫌なことが起きて
気分がネガティブに寄ってしまったとき
相手の態度を悪意あるように感じてしまったり
ちょっとした冗談を真に受けて、イライラしたり
なんだか感情に振り回されて疲れてしまう。
こんなことってありませんか?
実は人は、その時の気分で物の見方が変わってしまうという
心理的な法則があるのです。
気分一致効果
この心理法則は、自分の今の気分にあった情報ばかりに
気づいてしまったり、記憶してしまうという傾向があるというものです。
つまり落ち込んでいると、嫌なことばかりが目についてしまって
さらに深く落ち込んでしまうという、負のループにはまってしまいます。
これは気分がいいときにも同じ効果が発揮されて
楽しいことや面白いことに注目しやすくなるんですね。
このようにその時の気分によって
見えるものが変わってしまうということが起きてしまうのです。
笑う門に福来たる
ことわざにもあるように
笑っていると、良い気分になります。
そのため「良いこと」に目が行きやすくなるため
幸せを発見しやすくなるんですね。
昔の人はこのような心理法則を研究せずとも
日々の暮らしのなかで、感覚として知っていたのでしょうね。
とはいえ、落ち込んでしまうと
負のループにはまってしまうこともあるので
なかなか扱いは難しいものです。
気分一致効果から抜け出すためには?
良い気分のときは、そのままでもいいですが
嫌な気分のときは、できるだけ早く抜け出したいものです。
実は抜け出すためのテクニックもちゃんとあるんですね。
それが気分不一致効果と呼ばれるものです。
嫌な気分のときに、無理矢理、楽しいことを思い出すんです。
すると、考えていることと感じていることに矛盾がうまれ
プラスとマイナスがぶつかり、それぞれの感じ方が中和されます。
これを実践するためには、自分のいまの気分に気づくことが大切です。
嫌な気分だなとなったとき、嫌な気分になった原因を探すまえに
とりあえず楽しいことを思い出してみたり、
自分が楽しいと思えることをやってみてくださいね。
そうすることで、負のループから抜け出せるようになります。
そうなると、嫌な気分になった原因なんて
どうでもいいやと、思えるようになります。
原因探しをすればするほど、嫌な気分になった原因を思い出すので
どんどん嫌な気分の勢いがついちゃって逆効果なんですね。
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