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会話と対話の違いとは?

 

「会話は大切」

これは誰もが同意することだと思います。

その前提となっているのは、質の高い会話が前提だと思います。

誰かの悪口を言うことも「会話」ではありますが

その会話はあまり歓迎できるものではないですよね。

 

そして会話の中には様々な様式が含まれています。

今回はその中でも「対話」に注目しています。

「対話」ができると、学び・気づき・成長・発展に繋がります。

では「対話」とはいったい、なんなのでしょうか…?

 

 

会話の中にあるもの

 

会話には様々な様式があると述べましたが

ではどんな様式があるのか、一部を紹介しますね。

 

「報告」「連絡」「相談」

仕事の中ではとても大切な会話ですよね。

 

「雑談」「確認」「計画」

これは仕事でも遊びでも、様々な場面で生まれる会話です。

 

「悪口」「愚痴」「噂」

ちょっとネガティブな香りが漂ってきました。

 

「議論」「討論」「演説」

自己主張が強い感じがでてきます。

 

「提案」「勧誘」「説得」

相手の気持ちを動かすことが目的ですね。

 

一口に「会話」といっても、こんなに種類があります。

そしてほとんど場合で、様式を意識して会話している人はいません。

無意識的にその場にあった会話の様式を選択し実践しているんですね。

ですが「対話」に関しては、意識しなければ行うことができません。

というのも会話のなかで「対話」はとても難しいものなんです。

 

 

「対話」が難しい理由

 

「対話」とは

自分と相手の価値観を尊重し、互いに認め合いつつ場合によっては自分の価値観を変化させることもいとわない会話なのです。

つまり、変化することを受け入れた状態でなければ、対話は成り立たないということなんですね。

そして人は、変化を何より嫌がる生き物なんです。

だからこそ、一方的に自分の言いたいことを言う会話が溢れているんですね。

 

「対話」を行うためには、感情的にならずに冷静に、自分と全く違う価値観を提示されても、それを否定することなく受け止め、理解に努めなければ成立しません。

このような姿勢を保つためには、双方が安心して率直に意見をいえる関係性が必須です。

さらには、自己コントロールも重要になります。

常に理性的な対応が求められるんですね。

 

つまり、トレーニングを行わなければ「対話」をすることはできないんです。

 

 

「対話」に必要なスキル

 

「対話」を行うために、どのようなスキルが必要かを紹介します。

とはいえ全てを紹介しようとすると、本一冊分くらいになってしまうので、より重要なものを三つ紹介しますね。

 

1:感情コントロール

 

対話は自分の価値観と全く違うことでも、冷静に受け止めることが必要です。

真逆の価値観と出会うと、どうしてもネガティブな感情が生まれてしまいます。

そこで感情にとらわれてしまうと、対話を維持することはできません。

 

 

2:傾聴

 

相手の話しを理解するためには、話の内容を取りこぼすことなく聴かなければなりません。

ただ聞くではなく傾聴が必要です。

傾聴は相手の言葉だけでなく、感情や状態なども察知することも含まれます。

相手をより深いレベルで理解するように努めることです。

 

 

3:言語化

 

相手の話しを傾聴するだけでは、自分の意見を伝えることができません。

伝えるときも、曖昧な表現だと誤解が生まれます。

誤解なく伝えるためには、明確な言語化が重要になります。

伝えたいことを適切な表現で相手に伝えるためには、頭のなかにあるものを適切な言葉に変換する言語化力がなければ、相手に伝えることができません。

 

 

 

これらの力を高めるお手伝いをしています。

より深い会話をしたい方は、【こちらから】ぜひご連絡くださいね!