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自分の影響力

 

先日、電車に乗っていたときのことです。

そこそこ混み合う車内で僕は座っていました。

右隣に同世代の男性と、左には20台半ばの男性が座っています。

ある駅で大荷物を持つ老夫婦が乗車してきました。

ちょうど僕の目の前に立ったので、すぐにご婦人に席を譲ったんですね。

するとすぐに、左隣の男性もご主人に席を譲ったのです。

これは相手がご夫婦ということもありますが、

もしも僕が席を譲らなかったなら起きていなかったかもしれません。

 

人は知らず知らずのうちに影響を与えているんですね。

そのことについて、掘り下げてみたいと思います。

 

 

影響とは一体なにか

 

僕が席を譲るのを見て、男性は席を譲りました。

これは男性のなかで「心情の変化」が起きた結果です。

つまり「影響」というのは、誰かの心に変化を与えることとなります。

もちろん心だけでなく、環境に変化を与えることもあります。

 

そして、どんなものでもそこに「存在している」だけで、何かしらの影響を与えます。

例えば、かわいいネコがいたなら、ほんわかした気持ちになりますよね。

その他では、強面の人がいたら、ちょっと居心地が悪くなります。

このように「存在」そのものが、相手の心情に変化を与えるのです。

 

ということは、あなたが「存在しているだけ」で

何かしらの影響をこの世界に与えているといえるわけです。

どのような影響を与えているかを考えてみたことはありますか?

 

 

自分の影響力を考えてみよう

 

あなたも何かしらの影響を周囲に与えています。

着る服、使う言葉、取る行動、浮かべる表情。

それらのものから、どんな影響が生まれそうかを考えてみましょう。

 

シンプルな服を着ているなら、安らぎを与えることができるかもしれません。

ポジティブな言葉を使っているなら、勇気を与えられるかもしれません。

手助けをしているなら、安心を与えているかもしれません。

 

自分が思う以上に、あなたは影響力を持っています。

この影響力を意識せずにいると、ネガティブな影響に気付けません。

知らず知らずのうちに、相手に不快な思いをさせているかもしれないんです。

 

 

プラスの影響を強化しよう

 

相手に与える影響がプラスになるような工夫はできないでしょうか?

それができるようになれば、あなたの存在価値はさらに上がります。

 

ここでプラスの影響を与えられるものを紹介しますね。

 

・自分から笑顔で挨拶をする

・どんなことにも感謝を伝える

・「大丈夫」を口癖にする

・体臭に気をつける

・相手の話しをしっかり聴いてあげる

・清潔感を保つ

・悪口を言わない

・間違いはすぐに謝る

 

などなど、マイナスの影響を与えることをしないというのも大切だったりします。

プラスの影響を与えることって、とくに難しいことではないんですね。

日常生活のちょっとしたことでいいんです。

というよりも、上記のものって「当たり前」のことだったりします。

この当たり前をするだけなので、なにも難しいことはないですよね。

 

ちなみに、インフルエンサーになる必要なんてありません。

スマホ画面の向こう側に影響を与えるよりも、自分の手の届く範囲の人に

プラスの影響を与えたほうが、幸せに過ごすことができます。

 

あなたもプラスの影響を与えられるようになってくださいね!