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その褒め方、ヤバイかも!?

 

今回は、部下や子どもに悪影響がでてしまう

「褒め方」について解説していきますね。

 

褒めることは相手にポジティブなことを伝えているので

悪いことではないですよね。

でも「褒め方」次第では、かなりの悪影響を与えてしまいます。

 

「褒め方」を間違えると、最終的にして欲しい行動をしなくなる

なんてことにも繋がります。

そうならないためにも、ヤバイ褒め方を知っておくのは

損にはならないですよ^^

 

 

「褒める」とは何か?

 

そもそも褒めるってなんなのでしょうか?

これはそれほど難しくないですよね。

簡単に言えば

「相手の良いところを伝える」

となります。

 

ただここにちょっとした落とし穴があるんです。

「相手の良いところ」って誰が判断しているのでしょうか?

 

そうなんです、実は褒めるっていうのは

褒めようとしている人の「主観的な評価」によって行われているのです。

つまり何かをした人が「良い」と感じたから褒められるわけではなく

そのことについて、他者が「良い」と感じたから褒められるんですね。

 

誤解を恐れずに言うと、褒めるというのは

どこまでいっても「他者評価」でしかないということです。

ここに褒めることの問題の本質が隠されているんですね。

 

 

褒めることは悪いのか?

 

褒めるというのは他者評価であるとお伝えしました。

じゃあ、他者評価って悪いことなのか?

と聞かれたら僕は

「悪いことではないですよ」

と答えます。

 

他人が「それいいね!」と感じたことを相手に伝えたなら

それを意図せずにやっていた場合、その価値を知ることができますよね。

そういった意味でも、他者評価は悪いことではありません。

 

それに、他人から褒められる、良い評価を受けることって

とっても嬉しいことだったりします。

褒められた人は嬉しい気持ちになるので、悪いことではありません。

 

ただ褒め方を間違えると、相手に悪影響が出てしまうのです。

 

 

ヤバイ褒め方

 

では、悪影響が出てしまう褒め方は何か?

それは

 

「良い結果を褒める」

 

ということです。

 

いやいや、良い結果を褒めるのは当たり前のことやん!

そんなツッコミが聞こえてきそうです。

そうなんです、当たり前にやってしまっているから

色んな問題が出てきてしまっているんです。

 

ではなぜ、良い結果を褒めるとマズイのか。

大きな理由としては2つあります。

 

 

①行動の意味が消える

 

本人がやりたくてやったことがあり、それがたまたま良い結果になったとします。

そして他者から良い評価、つまり褒められたとします。

褒められることは、自己肯定感を上げることができる栄養なので

褒められた人はとても歓びます。

 

そして人は、もう一度自分を満足させる栄養を欲しくなるので

同じことを繰り返して、褒めて貰おうとします。

でも全ての結果が良いものになるとは限りません。

 

自分ではそれなりにうまくいっていたとしても

他人が前のほうが良かったと判断してしまうと

その結果に対しての褒め言葉は出てきません。

 

本人は褒められると思っていたものが褒められなかったとき

「なんだ、やっても褒めてくれないなら、やらないほうがいいや」

と、思うようになってしまいます。

 

もともとは、自分が好きでやっていたのに

いつの間にか目的が、褒められることになってしまうんですね。

 

それまでは主体的にしていた行動が、褒められるという

他者からの褒美のためへの行動に変化してしまうのです。

 

 

②新しいチャレンジをしなくなる

 

褒められるというのは、他者からの評価が基準となります。

結果を褒められると、他者からの評価があがったと感じます。

となったとき、結果が褒められるレベルでない場合は

他者からの評価が下がってしまうと考えるようになるんですね。

 

となると、それなりに良い結果がでるものにばかり取り組むようになり

どんな結果がでるかわからないような、新しいことへのチャレンジ意欲が

どんどん小さくなってしまうのです。

 

つまり、結果を求めるあまりに、出来ることにのみ執着してしまい

自己成長の道を自分から閉じるようになってしまうのです。

 

失敗を繰り返し、それを乗り越えることでしか人は成長しません。

成長に必要な失敗を回避するようになるので、成長が止まってしまうのです。

 

 

良い褒め方とは?

 

では良い褒め方はどんなものなのか?

ここまでくると、答えは簡単ですよね。

 

「プロセスを褒める」

 

これが大切なんです。

 

たとえ失敗したとしても、挑戦したことは素晴らしいことです。

行動そのものを褒めることで

「チャレンジは悪いことじゃない」

という意識を生み出すことができます。

 

どうしても人は、結果に目が行きやすいのですが

プロセスの中にある工夫や姿勢を褒めてあげることが大切なんですね。

 

ここを褒められると人は、行動への抵抗も低くなり

チャレンジは楽しいことなんだと思えるようになります。

チャレンジするからこそ、さらに成長していけるんですね。

 

 

このように褒め方一つで、与える影響が違ってきます。

効果的な褒め方を意識してくださいね。