分かりにくい話し方。
面白い話し方。
つまらない話し方。
話し方には色々あるわけですが
そのなかでも、相手を混乱におとしいれる話し方があります。
この話し方をしてしまうと、相手は何をしたらいいかが分からなくなり
最悪の場合、精神を病んでしまうかもりません。
良好な人間関係のためにも
このような話し方をしないように注意する必要があるんですね。
ヤバイ話し方とは?
この話し方をすると、確実に相手は混乱します。
不安をかき立て、相手を傷つけることもあります。
それくらい話し方としては、避けたいものなんですね。
具体的にどのような話し方かというと
例えば父親が子どもに
「男の子なんだから、泥だらけになるくらい遊んでこい!」
と言って遊びに行った後、帰ってきたとき母親に
「また泥だらけになって!もっと勉強しなさい!」
と言われたら、子どもはどっちが正しいか分からなくなります。
その他にも、会社の会議で
「顧客分析をしっかりした上で、アプローチをしよう」
と決まったにもかかわらず、上司が
「なにやってんだ!営業に出ずに仕事なんか取れるか!」
と、怒りだしたら、部下はどうしたらいいか分からなくなります。
このように、真逆の意味になるような発言をすると
言われた人は「どうすりゃいいんだ」と途方に暮れることになるんですね。
このようなこと心理学では
「ダブルバインド」
と呼びます。
意味としては
「二つの相反する言動を一度に受ける」
となります。
この話し方をされてしまうと、人は途方に暮れるしかないんですね。
何が起きるのか?
このような話し方をしてしまう大きな原因は
発言者に一貫した考えが無いことが挙げられます。
風見鶏のように、あっちこっちへと考えが変わることで
言うことが次々と変わってしまうんですね。
このような話し方をされ続けると
「考えるだけ無駄」
と思うようになり、そのときに言われたことを考えも無しにするようになります。
その行動をやったところで、すぐに否定されるわけですから
心が消耗し続けることになります。
思考停止になり、無気力が蔓延するようになってしまいます。
それ以外では、精神的に強い人であれば無気力にはならないものの
親や上司のことを心の底からバカにするようになります。
こうなってしまっては、何を言っても言うことを聞かなくなります。
一貫性を持つこと
その場の思いつきや、日和見で発言を変えてしまっては
誰も耳を貸してくれなくなります。
そうならないためには、一貫性を持つ必要があるんですね。
一貫した考えがあれば、矛盾するようなことを言うこともありません。
そのためには、自分の中で大切にする価値観を明確にする必要があります。
自分が何を大切にしているかが分からないのに、一貫性を保つことはできません。
それと共に、自分の発言に責任を持つことも大切です。
矛盾する事を簡単に言ってしまう人は、自分の発言に責任を持っていません。
そのため自分の都合の良いように、発言内容をコロコロと変えてしまいます。
そして大抵の場合、自分の発言が矛盾していることに気づきません。
前に言ったことを忘れてしまっています。
それもこれも、一貫性がないことが原因なんですね。
対処法は?
ダブルバインドを受けたときの対処法は、相手にどちらが大切かを決めさせることです。
こちらが決めても、またすぐに意見を翻すのがオチです。
相手にどちらを優先するかを決めさせましょう。
そのとき
「それくらい自分で考えろ!」
と、逆ギレする場合があります。
自分でも矛盾に気づき、それを責められているように感じて、身を守ろうとするんですね。
マジで最悪です。
この手の人の場合
「では。○○しますね。それでいいですよね」
と、自分で選び、相手に確認します。
確認することが大切なんですね。
もしも、自分一人で決めたなら
「勝手な判断をしやがって!」
と、後になって文句を言ってくる可能性が高まります。
それを防ぐためにも、確認が大切なんですね。
タチの悪い上司になると、自分の責任を逃れるために
意図的にダブルバインドを使う人もいます。
そんな時は、相手に責任を持ってもらうために
どちらにするかを、必ず選ばせるか、宣言し認めさせるようにしましょう。
それが自分を守る手段なんですね。
自分自身もこの話し方をしていないか注意しながら
ダブルバインドを使ってくる相手にも警戒して下さいね。
精神の健康を守るのは、自分しかできませんから。
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