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全財産を失いかけました

 

タイトルにもあるように、本気で全財産を失いかけました。

一瞬の判断でなんとかそうはならずに済みましたが、本気で危ない所だったんです。

それが解決したとき、心臓は早鐘のように打ち、手は震えていました。

こんなにも恐怖を感じたことは、久しくありません。

 

この時にふと思ったのが

「感情コントロールの技術を身につけておいて良かった」

という安堵感でした。

 

もしも、感情コントロールの技術を身につけてなければ、いま頃は・・・

 

一体なにがあったのか?

 

 

それは家の中での出来事

 

その日の夕方、僕はリビングでちょっとした書き仕事をしていました。

妻はちょうど、夕飯の支度をしていたのです。

その日のメニューは豚の生姜焼き。

ジュウジュウと焼ける音と、甘じょっぱい香りが鼻先をくすぐります。

 

その香りを感じたとたんに、腹の虫がすぐさま反応し早く食べたいと急かします。

するとキッチンから

 

「あっ!」

 

妻の驚く声。

 

「えっ!えっ! どうしよう!」

 

何やら慌てています。

よく夕飯の材料を忘れていることもあるので、生姜を忘れたのかと思っていると

 

「イヤ! ヒッ! ヒッ!」

 

と良くわからない呪文を叫び出しました。

 

「燃えてる!」

 

生姜焼きの肉に火が移ったのかと思い見に行くと、レンジガードに火が移って炎があがっているんです!

レンジガードに付いた油に燃え移り、一瞬で大きくなっていく炎が目の前に!

 

 

瞬間的な判断

 

マンション住まいなのですが、廊下には消火器が添えられていることを思い出しました。

しかし、取りに行っている間に燃え広がる可能性がある!

それは愚策と判断。

キッチンに掛かっていたタオルをシンクで水に濡らし、燃えているレンジガードにかぶせました。

 

火は燃え広がることなく、無事に消し止めることができたのです。

あと一瞬でも判断が遅れていたら、換気扇のフィルターに燃え移り、炎が天井まで届いていたかもしれません。

それくらい炎は大きくなっていたのです。

 

このとき、妻はまさにパニック状態。

「どうしよう! どうしよう!」

と叫ぶくらいしかできていませんでした。

まさに恐怖の感情に飲み込まれてしまい、冷静に考えることができない状態です。

 

その瞬間の僕は感情的にならず、現状を確認し、冷静に最善の行動を取ることができました。

これも普段から感情コントロールを意識した生活を送っているからこそかもしれません。

僕が実践している感情コントロールは、クライアントさんにセッションでお伝えしているものです。

意識的に取り組むことで、緊急の場面であってもうまく感情をコントロールできることを意図せず実証してしまいました。

 

 

恐怖は事が終わった後に

 

冒頭にも書いていましたが、恐怖は事が終わった後にやってきました。

それまでは冷静に対応していたのですが、ほっと安心して「もしも」の結果を想像した途端に恐怖が一気にわき上がったのです。

 

心臓は早く動き、手は震えていました。

もしもこれが「その時」だったなら・・・

 

冷静な判断ができたかどうか怪しいものです。

 

恐怖の感情も手順通りに消化して、すぐに手放すことができたので、美味しい生姜焼きにありつくことができました。

 

日頃からトレーニングしていると、こんなところで役に立つんですね。

この時ばかりは、感情コントロールの技術を身につけておいて良かったと、心から思いました。

 

 

 

アンガーマネジメントの資格を持ったクライアントさんから

「こんなにも分かりやすく実践的な感情コントロールの教材は他にはありませんよ!」

と太鼓判を押して下さった、感情コントロールセッションが気になる方は、ぜひ下のボタンからお問い合わせください^^