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思い遣りのある人になる

 

あけましておめでとうございます!

 

さて、今年最初のブログになるわけですが、テーマは「思い遣り」です。

思い遣りのある自分になることができたのなら、あなたは周囲の人に笑顔を届けることも、元気づけることもできるようになります。

 

周囲の人から疎ましがられるような人になるよりは、よっぽど幸せに過ごせる感じがしますよね。

 

思い遣りを持つことは自分の幸せと直結することですから、今年のテーマにしてみてもいいかもしれないですね。

メルマガでもお伝えした「気持ち」を決めるときに、思い遣りを持つとどんな気持ちになれるかを考えてみるのも面白いですよ^^

 

今回は、思い遣りを持つための心構えについてお伝えしていきますね!

 

 

思い遣りのカギ

 

思い遣りを持つために大切なものは、相手を理解しようとする姿勢なんですね。

これを持っていなければ、思い遣りを自分の心に宿すことはまずできないといっていいでしょう。

それくらい、相手を理解しようとする姿勢が大切なんです。

 

そして勘の良いあなたでしたら、少し違和感を覚えているかもしれません。

「相手を理解することじゃなくて、姿勢が大切ってどういうこと?」

 

そうなんです。

相手のことを正しく理解することではなくて、相手を理解しようとする姿勢が大切なんですね。

どうして姿勢が大切かというと、相手を正しく理解するなんてことはそうそうできることではないからです。

 

僕自身も心理学やコーチングを学んで、人の心理についてはそれなりに詳しくなっています。それでも相手のことを100%理解できるなんてことはありません。できたとしても、その人の一部を理解するくらいです。

そして「理解した」と思ってしまうと、間違っていたとしても「それが正しい」と思い込んでしまって、間違った対応をしてしまうようになるんですね。

理解することにばかり焦点を当ててしまうと、自分の思い込みを前提とした向き合い方になってしまうのです。

 

人のことなんてどこまでいっても理解なんてできません。だからこそ間違った思い込みを生み出さないためにも、理解したい、分かりたい、という姿勢を持ち続けることが大切になるんです。

 

 

つらさの基準はその人のもの

 

あなたにとっては

「そんなことで?」

と思うようなことでも、相手の人は心底ツライと感じていることってあると思います。

ここで相手のことを理解しようとする姿勢が問われるんですね。

 

もしもこのような場面で、自分にとってはたいしたことじゃないので

「そんなことでクヨクヨしてもしかたないでしょ」

と言ってしまったのなら、思い遣りは全く発揮できていないと言えるでしょう。

 

思い遣りは相手を理解しようとする姿勢です。

自分が感じたことを相手に伝えることではないんですね。

大切なのは、相手がどれだけツライと感じているかを理解し共感することなんです。

そうすることで、目の前の相手に相応しい対応ができるようになるんです。

 

決して、自分の基準で相手を判断することではないんですね。

 

 

相手の問題は相手のもの

 

その上で相手の問題を自分事のように背負わないことが大切になります。

というのも、相手の問題は相手のものなんです。

それを自分が肩代わりすることは出来ませんし、したところで解決なんてしません。

相手が自ら行動して、解決していかなければならないんですね。

 

「それって、ちょっと冷たいんじゃないですか」

 

と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

 

もしも、相手がいま直面している問題を相手に変わって解決したとします。

それは相手に対して「あなたにはこの問題を解決する力なんて無い」と突きつけていることと同じなんですね。

相手の力を信じていないということなんです。

ここに思い遣りは存在していません。

 

では思い遣りを持つと何が起きるかというと、相手が行動できるように寄り添ってあげられるようになるんです。

相手は直面している問題を解決できる力を持っていると信じて、相手に寄り添い、突き放さないことなんです。

 

 

 

このように思い遣りを持つことで、相手の可能性を広げることができるようになるんですね。

ちなみに思い遣りを持つことは、コーチングをする上で基本的な姿勢なんです。

クライアントさんのことを「この人はこうだ」と決めつけるのではなく、理解しようと努めることが大切なんですね。

 

だからこそコーチングでは「傾聴」が大切になってくるわけです。

相手の話しに耳を傾けることが、思い遣りの第一歩なんですね。