
最近「コーチング」という言葉をよく耳にするようになってきました。
とはいえ、僕がその取り組みをしているからなのかもしれませんが(笑)
もしかしたら、確証バイアスが働いているのかもしれませんね。
とはいえ、コーチングの機能の有用性については、多くの人が気づき始めているのも事実です。
日常的な会話のなかでもコーチングの考えを取り入れることで、互いに心地よい時間を過ごせるようになることは間違いありません。
仕事としてコーチングを学ぶ人もいれば、半径2メートルの人間関係を良いものにするために学ぶ方もいらっしゃいます。
コーチングは技術ではありますが、満たされた人生を生きる知恵でもあるんですね。
ということで、コーチとして生きるとはどういうことかについて、今回はお伝えしたいと思います。
人を信じることから始まる
コーチングには心理学に則った様々な手法がありますが、それはあくまでもコーチとして関わるための道具でしかありません。
コーチとして人と関わるうえで、絶対に外すことができないのが「人を信じる」ということです。
ここでいう「人を信じる」というのは
・この人は、約束を守ってくれる
・この人は、嘘をつかない
・この人は、話しをきいてくれる
といったような「私に対して果たしてくれること」を信じる、ということではありません。
コーチとして人を信じるということは
「目の前の人は、自分の幸せを追求しそれを叶える能力を持っている」
と、相手の能力や可能性を信じるということです。
この「人を信じる想い」を持ち続けることができなければ、コーチとして人と接することは叶いません。
「言われるうちが華」という言葉がありますよね。
この言葉の意味は
「注意をされているうちは見込みがあると思ってもらえているが、注意されなくなったら見捨てられている」
となります。
つまりこの言葉は、人を見捨てることを前提とした関わりの宣言なんですね。
ですがコーチは違います。
人の可能性を信じ続けるからこそ、見捨てることはしないんです。
もちろん相手から立ち去っていくことはあります。
本人が十分に成長したと実感したとき、コーチから自立し自分の人生を歩み始めます。
または、コーチとの相性によって立ち去る場合もあります。
人が全員から好かれることはありませんから。
でも関係が続いている限りコーチは相手を信じ、自分から関係を切らないことがもっとも大切な心構えとなるのです。
揺るぎない信念を持つ
コーチがコーチとしてその機能を果たすためには、ブレない軸を持つことが大切になってきます。
コーチの信念が曖昧で常に揺らいでしまっては、相手は何を信じていいか分からなくなってしまいます。
それではコーチとしての役割をまっとうすることはできません。
どのような信念を持つかは個々人の自由ですが「コーチ」として生きる上で、持っておくほうが良い信念をいくつか紹介します。
・まずは受け止める
・失敗は学びである
・人は存在自体が尊い
・薬になる言葉のみを使う
・人には無限の可能性がある
・人の声に素直に耳を傾ける
・恥じることのない生き方をする
・物事にはいくつもの見方がある
・諦めは新しい挑戦の始まりである
・選択権は全員が等しく持っている
・人は等しく幸せを追求する権利を持つ
・新しく始めるのに遅すぎることは一つもない
・新しい悩みはそれを解決できる能力を獲得したからである
もちろんここに紹介した信念以外にも、大切なものはあります。
それを全て書きだそうとすると、とんでもない数になりますし、書き出した信念を全て受け入れてしまうと、僕のコピーが生まれるだけです。
それでは「あなたの個性」が失われてしまうので、コーチのバリエーションが減ってしまいますよね。
自分独自の信念を持つことが、世界で唯一のコーチとして生きることにつながるのです。
ただしその信念は、誰かに良い影響を与えるものが大前提となります。
人から奪うような信念はコーチには必要ありません。
自分を満たす
この世界の法則の中に
「自分が持っているものしか、与えることができない」
というものがあります。
コーチとして人と関わるとき、その多くは相手の内側にある秘められた力を引き出すことになります。
しかし、相手の内側にない場合は引き出すことは絶対にできません。
相手が持っていないものを、コーチから相手に手渡す必要が必ずでてきます。
そのとき、相手が必要としているものをコーチが持っていなければ、必要としているものに気付くこともできなければ、それを手渡すこともできません。
つまり、まずは自分を満たしていくことが、なにより大切になっていくのです。
満たすほうが良い項目はそれほど多くありません。至ってシンプルです。
・精神性
・知識
この二つを満たせば、コーチとして十分に生きることができます。
面白いのは「物質的(お金や品物)」に満たされる必要は無いということです。
なぜなら、物質を相手に受け渡したところで意味がないからです。
それでは相手が自立することはありません。ただ依存させることになるだけです。
ですので、物質的な支援は必要ありません。
大切なのは、精神性の支援と、知識の支援なのです。
使い古された言葉ですが
「魚を与えるより、魚の釣り方を与える」
ことが大切となります。
そして「魚の釣り方」にしても、色々な釣り方がありますよね。
魚の種類に合わせて方法を変えなければなりません。
知識は常に満たし続けなければならないということです。
精神性についても自分が満たされていなければ、相手に嫉妬してしまうかもしれません。
そうなってしまってはコーチとして関わることはできないでしょう。
届けられる言葉も口先だけになり、相手の心の奥深くまで届けることはできなくなってしまいます。
自分を満たすことも、コーチとして生きるためにとても大切なことなのです。
これ以外にもコーチとして生きるために必要なものはたくさんあります。
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