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自分に厳しくて疲れてしまう人

 

「このままではだめだ」

「どうして自分はいつもこうなんだ」

 

そう自分に言い聞かせて、自分をもっと成長させようとする人がいます。

 

成長意欲があることは素晴らしいことですが、このタイプの人は成長の取り組みを辛く感じていたり、歯を食いしばりながら向き合っていたりします。

常に修行の日々のような生き方と言えるかもしれません。

 

その一方で、高い成長意欲を持ちつつも、それを楽しみながら取り組んでいる人もいます。

 

どちらも同じ成長意欲を持って進んでいるのに、どうしてこんなにも差がでてしまうのでしょう?

 

今回は、修行のような成長の取り組みをする人と、鼻歌を奏でながら成長に取り組む人の違いをご紹介していきますね。

 

 

楽しく成長している人

 

楽しみながら成長している人は

「これができるようになると、もっと良くなれる」

といった考え方をしています。

 

そして成長したあとには

「こんなこともできる」

「あんなこともできる」

と、楽しい未来を思い描いているんです。

 

成長は自分の人生の可能性を広げるものと思っているので、ワクワクしながら取り組めるんです。

 

そんな考え方をする人は、いま取り組んでいるものはワクワクする未来に繋がっていると実感できるので、取り組みそのものも楽しく感じられるようになるんです。

なので他の人からみると、めちゃくちゃ頑張っているように見えるのですが、本人はそうでもなかったりします。

 

本人は遊び感覚で取り組んでいたりもするんです。

 

 

修行のような成長をしている人

 

その一方で、まさに修行のように歯を食いしばって取り組んでいる人もいます。

このタイプの人は成長について、全く違う考え方をしています。

その考え方というのが

「自分の欠点をなんとかしたい」

というものです。

 

例えば、営業スキルを高める勉強をしている人なら

「成績が悪いのをなんとかしたい」

と考えているような感じです。

 

実はこういった考え方は、いまの自分を否定していることと同じなんです。

「ダメな自分でいたくない」

「はやくこんな自分とおさらばしたい」

そんな考えで取り組んでいるんです。

 

そのため自分の欠点を克服することに強いプレッシャーを感じてしまい、気持ちに余裕が持てなくなってしまうんです。

結果的にさらに自分を追い込むことになってしまいます。

 

 

少しでも気が楽になるために

 

成長への取り組みが辛いと感じる人は自分を追い込んでしまい、「休みたい」という自分の気持ちを否定していたりします。

「休みたい」「遊びたい」というのは、自分の心の欲求です。

それを頭の意思で抑え付け、課題に取り組んでいる状態なんです。

 

ここで大切になってくるのが、自分の欲求を認めてあげることなんですね。

休みたい、遊びたい、と思うのは、それだけ頑張っているんです。

その頑張りを認めて、自分の欲求を満たすことに取り組んでみてください。

 

そのときに「休んでしまった」とか「遊んでしまった」など、自分を責めることは厳禁です。

それをしてしまうと、また自分を責めることになってしまいます。

 

休みたいと思った自分を認めたくない気持ちが出てくるかもしれませんが、そういった自分も自分自身なんだと労ってあげることが大切なんです。

 

 

 

今回の内容は

「自分に厳しすぎる人」に向けて書かせていただきました。

読んで頂いた方のなかには

「そこまで成長したいと思ってないし」

「ちゃんと休んでる」

と思った方もいるかもしれません。

 

でも本当にそうでしょうか?

毎日会社にいって、毎日仕事をする。

それって十分に頑張っているし、経験を積んで自然と成長していたりします。

 

自分が気付かないうちに頑張り過ぎているなんてこともあるんです。

とくに日本人は根が真面目なので、そういった人のほうが多かったりします。

 

もしかすると、休めているようで休めていないかもしれません。

自分を労ったあげるには、なにが一番いいのかを探してみるのも面白いですよ。

 

夏休み前で忙しいかもしれません。

無理しないよう、自分を労ってあげてくださいね。