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持病が目を覚ました

 

実は僕はメニエルという持病を持っていまして、水曜の夜からめまいが出ています。

頭を動かすと世界がぐるんぐるん回って、立っていられないくらいに目が回ります。

いまこのブログを書いているのも、寝ながらスマホで書いています。

 

起き上がらなければどうということはないのですが、頭が動くともうどうしようもありません。

こんなときは諦めて、おとなしく寝ているほかありません。

 

人は人生のなかで今の僕のように、自分ではどうしようもできない辛い状態に陥ることがあります。

そんなときに大切になってくるのが、助けを求める人がいるかどうか。

 

「助けて」と言える人がいるというのは、最悪な状況の中にいても心に余裕をもたらしてくれます。

弱ったときに助けてと言えるかどうかで、人生の難易度はかなりかわってきます。

今回は頼ることの大切さについて、書いていきたいと思います。

 

 

頼れない人

 

人によっては、私は人に頼るのが苦手だって方もいるかもしれません。

そのタイプの人は責任感が強く、これまでも自分でなんとか切り抜けてきた人が多い傾向にあります。

また、人に迷惑をかけてはいけないという想いが強いため、自分の身を削ってでもなんとかしようとしてしまったりします。

 

このように途中で投げ出さずに、最後まで自分の力で立ち向かうことはとても素晴らしいことです。

ですがそれと引き換えに、並々ならぬ疲労感を蓄積してしまうことも多々あります。

 

自分に厳しく、人に優しい。

 

誰かに頼るのが苦手な人は、こういったタイプの方が多いと言われています。

 

 

頼ることで絆が生まれる

 

誰かに頼らないということは、まずは自分の力でやってみるという人間的な強さがあるとも言えます。

ということは、逆に言えば弱みを見せないとも言い換えることができます。

 

あなたがこれまでに、他人の「人間らしさ」を感じたときってどんなときでしょうか?

おそらくですが、いつもは毅然とした態度を取っている人が、ふとした瞬間に出した弱さを見たときではないでしょうか。

 

人はそれぞれに自分の弱さを自覚しています。

そしてその弱さを他の人の中に見いだしたとき

「あ、この人も自分と同じなんだ」

と、親近感を覚えるようにできているんですね。

完璧な人に近寄りがたいのは、自分とは違う人なんだと感じているからなんです。

 

つまり自分の弱さを見せて人に頼ることで、相手との間にあった壁が崩れていくんです。

とくに普段から弱みを見せない人が、弱みを見せたときはそのギャップに心が大きく動いてしまうんです。

 

 

頼ることは悪くない

 

人間、生きていればどうしようもないことも起きるものです。

誰かに助けて欲しい。

そう思ったのなら、素直に助けを求めてみてください。

きっと、色んな人が手を差し伸べてくれるはずです。

 

人に頼ることは悪いことではありません。

誰が言ったか分かりませんが

「人に頼ることは、相手に人助けの機会を与えることだ」

という格言もあります。

これはお坊さんが街角に立ち、食物や金銭を鉢に受けてまわる「托鉢」も同じ意味合いで行われているんです。

 

貧しい人は人から助けられることしかしないため、心はどんどん貧しくなってしまいます。

ですがお坊さんにほんのわずかでも施しを与えることができたのであれば、自分は施しを与えることができる人間だという実感を持つことができます。

それが心の栄養になるんですね。

 

人助けをしたくても、なかなか機会なんてあるものではありません。

その機会をあなたが作り出すことができるんです。

 

人に頼ることは、お互いにとってプラスにしかならないんです。

 

 

 

ということで、今回の内容はまさに今、僕自身が直面している状況のなかで書いたものです。

クライアントさんの中には、日程変更をお願いしてしまったりもしました。

今回の記事は26日の土曜日に書いているのですが、日曜日にはある程度回復しているといいなと願いながら、筆を置くことにします。