
自分が話す内容に説得力をつけ足すことができると、相手の人は真剣に耳を傾けてくれます。
ですがその逆に、説得力をつけることができなければ、相手の人はこちらの話に耳を傾けてくれません。
それどころか、反論を言ってきたりします。
説得力があるかないかで、相手の反応が真逆のものになってしまうんです。
しかもこの説得力というのは非常に曖昧なもので、全く同じ内容について話していても、相手が納得してくたりしてくれなかったりするんです。
つまり説得力というのは、内容以外の部分に大きな要因があると言えるのです。
今回は説得力があるようにみえるために、どうすればよいかについてお伝えしたいと思います。
説得力とは何か?
そもそも説得力とはどういったものなのか?
ここを明確にする必要があります。
簡単にいうと説得力というのは
「伝えたことを相手が理解して、その内容に納得している感覚を生み出す力」
となります。
なので説得力というのは、相手のなかに納得感を生み出す力といえるわけです。
納得を生み出すためには、話の内容が理解できるものであることが重要となります。
例えば
「今日の天気予報は雨なので、傘は持っていかないでください」
みたいに、わけのわからないこと言っても納得なんてしてくれません。
論理的な整合性がとれていることは当たり前の条件となります。
この点については、ほとんどの人はクリアできているはずです。
論理的につじつまが合っていない話をしようとすると、話す側も気持ちが悪くなるので話せなくなってしまいます。
説得力を生み出す要素
説得力を生み出す要素は大きくわけると、2つに分類することができます。
1つはすでにお伝えした、論理的整合性です。
話の内容が理解できないものであれば、説得力が生まれることはありません。
そしてもう1つの要素ですが、それは話している人の「自信の度合い」です。
不思議なもので自信たっぷりに話されてしまうと人は、その話を信じてしまうという性質を持っています。
話しをしているとき、うつむき加減で、声も小さく、話し方もたどたどしいものだったとしたら、どうでしょう?
きっと相手の話している内容に
「取るに足らないどうでもいいもの」
という判断を下すことになるでしょう。
内容も大切ではありますが、説得力はそれ以上に「どう話すか」という話すときの態度に大きく左右されてしまうのです。
説得力を生み出す話し方
そう考えるとあとは簡単ですよね。
説得力を生み出す話し方は、自信たっぷりに話すこと。
これだけです。
とはいえ自信たっぷりに話すってどうやればいいの?
と疑問に思うかもしれません。
そこで「自信たっぷりに見える態度」について、3つお伝えしたいと思います。
態度を取るだけでいいので、実際に自分の内面が自信たっぷりでなくても大丈夫です。
人の内面なんてものは、そうとう注意深く観察しない限り読み取ることができません。
表面的に見える態度が自信があるように見えれば、それだけで十分だったりします。
まず1つ目ですが
「言い切る」
です。
自信なく聞こえる言葉の代表は「たぶん~だと思います」というものです。
こんな言い方をされたら、その話を信じることなんてなかなかできません。
ですが
「~なんです」
と言い切られてしまうと聴き手は
「そういうものなのかな」
と、考えるようになって、その話を信じやすくなるんですね。
2つ目は
「ゆっくり話す」
です。
人は緊張したり焦りがうまれると、どうしても早口になってしまいます。
また早口になると、一音一音の発音がおろそかになり、相手に伝わりにくくなってしまうこともあります。
ですがゆっくり話すことで、相手に言葉を正確に届けることもできれば、落ち着いて見えるようになります。
落ち着いた態度は自信と密接に関連しているので、ゆっくり話すことで相手に自信があるように見せることができます。
3つ目は
「ゆったりした動き」
です。
とくに手や指の動きがセカセカしてしまうと、落ち着きがないように見えてしまいます。
話す速度に合わせて、ゆったりとした動きを意識することで相乗効果が生まれます。
瞬きの回数やうなづく速度などを意識してみることをオススメします。
とくに瞬きの回数を少なくすると、相手にはこちらがリラックスして余裕があるように感じます。
余裕の量は自信の量と比例するので、相手に余裕があるように見せることができるようになります。
ということで、説得力を生み出すために、自信があるように見せる方法についてお伝えしました。
伝える内容も大切ではありますが、それ以上にどのような態度で伝えるかで、結果は大きくかわります。
素晴らしい主張があるのであれば、態度をうまくコントロールして説得力を生み出してくださいね。
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