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失敗の向き合い方

 

誰だって失敗なんてしたくないですよね。

それは僕も同じです。

もしも可能なら、何一つ失敗のない人生を歩みたいものです。

 

とはいえ、そんな人生なんてまず手に入りません。

人間である以上、どうやったって失敗してしまうものです。

 

つい先日も妻がまだ外にいるのに、無意識的に玄関のドアを半開きでとめるドアロックをかけてしまい、どえらい不機嫌にさせてしまいました。

 

別にわざとやっているわけでもないのに、あんなに怒らんでもええやんと思うんですけどね…。

それはもう、なかなかの怒りようで。

 

とまあそんな犬も食わぬ夫婦ケンカの話しはさておき、今回は失敗の向き合い方についてお伝えしたいと思います。

 

 

失敗とは何か?

 

まず大切になってくるのが、そもそも「失敗」とは何かということです。

先ほどお伝えしたように、家族がまだ帰ってきてないのに、ドアロックをしてしまうのも失敗です。

 

その他にも、見積書の「0」が一個足りなかった、というのも失敗ですよね。

試験に不合格になってしまうことも、失敗と言えます。

告白をして断られても失敗ですし、商談がまとまらないのも失敗です。

 

なにが言いたいかというと失敗というのは

「理想的な未来に向けて行動したのに、それが手に入らなかったときに感じる気持ち」

のことを言うわけです。

 

実は失敗は「うまくいかない」という事実や状況を表す言葉ではなくて、「どう感じたか」というものなんです。

 

たとえば、理想的な結果を求めてはいても、それを手に入れる明確な方法がわからないとき、とりあえず「試す」わけです。

そしてうまくいかなかったとき「これは違うだな」と、納得するんです。

 

そのとき心の中にあるのは「失敗」という気持ちではなく、これは違うという「気付き」があるだけなんです。

なので「失敗」したとは感じていないんですね。

 

 

なぜ失敗が生まれるのか?

 

失敗の原因には大きく分けると3種類の原因があると言われています。

それが

 

・余計なことをして生まれる失敗

・やり方が間違ったことで生まれる失敗

・やるべきことが抜けて生まれる失敗

 

です。

 

もちろんのことながら、これらの原因に事前に気付き対策を打てるのなら、失敗を防ぐことは簡単です。

しかしながら失敗というのは、結果がでるまでは判断のしようがありません。

可能な限り失敗しないように努めるのですが、それでも失敗は生まれてしまうものなんです。

 

ですが一つだけ、絶対に失敗しない方法があるんです。

この方法をとれば、100%失敗がうまれることはありません。

その方法というのが「チャレンジしない」とうものです。

 

結果は何かにチャレンジするから生まれるものであり、結果が思ったものでなかったときに「失敗」と感じます。

だったらチャレンジそのものをしなければ、結果も生まれないため、失敗を感じることもなくなるんですね。

 

そこで想像して欲しいんです。

一切のチャレンジをしない人って、どう思いますか?

おそらく良いイメージは持てないのではないでしょうか。

 

 

失敗した人

 

失敗をしてしまった人は、どんな些細なことであっても何かにチャレンジした人なんです。

冒頭で紹介したドアロックをかけてしまった失敗も、「外出する」というチャレンジをしたからこそ生まれた失敗なんですね。

 

仕事でもなんでもそうですが、最初から足を引っ張ってやろうと思ってやることは、ほとんどありません。

一部、本気で性根がねじ曲がっている人はそういったことをしますが、その場合うまくいかないことがその人にとって成功なので、失敗したとは感じないんですね。

 

つまり失敗したと感じているのなら、ほんとうは理想的な結果のためにした行動だったのが、たまたまうまくいかなかっただけなんです。

そう考えたとき、失敗をしてしまった自分や他人を責める必要ってありますか?

 

よく失敗をした人に向かって

「なんでこんなことをしたんだ!」

と声を荒げてしまいますが、返ってくる本音の言葉は

「よかれと思ってやりました」

「無意識でやっていました」

くらいなものなんです。

 

悪意がないのであれば、意図的にやっていないんですね。

だから声を荒げる必要も、責める必要もないんです。

たまたま「うまくいかない」という結果になってしまっただけなんです。

 

ではそう言った自分や人に、なんて声をかけてあげるのが良いのでしょうか?

それは

「ほんとうはどうなりたかった?」

という言葉なんです。

 

失敗に目を向けるよりも、理想的な姿に目を向けるようにすることで、失敗から学びを得ることができるんですね。

失敗にどう向き合うかで、その後が変わっていくんです。

 

 

 

ということで失敗といのは、チャレンジした人にしか訪れません。

そして失敗したときは、改めて理想の姿に立ち返ればいいんです。

反省は一度きりにして、責めるようなことはしない。

うまくいくためにどうするかを、改めて考える。

 

そのような考え方をすることで、失敗に前向きに向き合えるようになりますよ。