
今回のブログは10月6日の午前11時に書いています。
つまりできたてホヤホヤの内容をあなたに読んでいただいています。
どうして今回、ライブ感満載のブログにしようとしたかといいますと、昨日、僕にとってとても大きな仕事がありました。
その仕事をやり切ったとき、なんとも言えない達成感と開放感が押し寄せてきたんですね。
脳内でドーパミンがドバドバ出ていることが実感できるくらい、最高な気分になることができました。
そこで今回のブログは「やり切る」ことについてお伝えしたいと思ったのです。
何をしたのか?
その仕事というのは、出版著書もあり、業界では5本の指に入るほどの経営コンサルタントの方からのものでした。
もともとはその方の教材を購入したり、講座に参加することで知り合うことになった方です。
その方から、僕のある手法がとても面白いということで、そのやり方を教える5時間の1dayワークショップを開催してみませんか、とのお声をいただいたんですね。
こちらでアナウンスしなかったのは、心理や論理、コミュニケーションといったものではなく、起業されている方を対象にしたマーケティング的な講座だったからなんです。
僕の専門はメンタルトレーニングやコミュニケーションです。
マーケティング的な講座なんて開催したこともありません。
自分のビジネスをするために学びはしましたが、それを教えることなんて考えたことがありませんでした。
そのオファーをいただいたとき、僕のなかに出てきたものは「恐怖」です。
その方の講座に参加される方は素晴らしい経歴を持っている方が非常に多く、門外漢である僕が教えることができるのかという思いでした。
ですが僕はクライアントさんには常々、「楽を選んでも得することは何もないですよ」と、お伝えしています。
そこでこのオファーから逃げて「楽」を選んでしまったら、言動不一致になってしまってクライアントさんに何も言えなくなってしまいます。
なので「楽」ではなく「挑む」ことを選択しました。
準備期間は三ヶ月
最初の打ち合わせは7月5日。
ちょうど三ヶ月前からこのプロジェクトが動き始めました。
そこから、販促用のインタビュー動画の撮影、販売用の募集ページ作成のための打ち合わせ、講座内容のすり合わせを行っていきます。
販売に関しては先方の専門チームが構築してくれるので、僕が何かすることはありません。
ですが講座内容を作る必要はあります。
どのような構成にすれば分かりやすいのか…。
未経験のことなので雲を掴むような感覚になってしまって、なかなか考えがまとまりません。
そうなんですよね、講座ではあれこれお伝えしていますけど、僕も同じように悩みながら作り上げています。
けっしてテキパキと作っているわけではないんですよね。
泥臭くもがきながら、でも諦めず。そんな姿勢で日々取り組んでいます。
と少し話は逸れましたが、どうにかこうにか講座内容をまとめることができました。
ただ今回の講座はワークショップなのでワークがメインの講座です。
ということは、その場で適切なフィードバックを届けなければなりません。
専門外のことを適切にフィードバックする。
はっきり言って不安しかないです(笑)
ただコンサルタントの方も同席するので、フォローは入れるから安心してくださいとのことでした。
僕の唯一の生命線は確保できていたので、あとは本番に挑むだけです。
いざ本番
僕が個人的に一番恐れていたのが、当日にめまいが発症しないかどうかというものです。
めまいは突発的にやってくるので、予防することができません。
なので可能な限り、その日に向けて体調を整えることを意識していました。
そのおかげもあり、当日を万全な体調で迎えることができました。
オンラインの講座なので、コンサルタントの方と僕が少し早めに入り、簡単な打ち合わせをして参加者の入室を待ちます。
ここが緊張のピークでした(笑)
開始時間が近づいてくると、続々と参加者が入室されてきます。
あとはもうやるだけ、始まってしまえば走り抜けるだけです。
ただ想定外のことが!
開始と同時にコンサルタントの方の画面がオフになってしまったのです!
これは打ち合わせにはないことでした。
僕はてっきりコンサルタントの方と一緒に講座を進めていくと思っていたのですが、そうではなかったんです。
とはいえもう始まっているので、あーだこーだ言ってられません。やりきるしかない状態です。
一回目のワークに取り組んで貰いフィードバックの時間です。
こちらもコンサルタントの方は無言のまま。
僕からフィードバックをするしかありません。
もう、脳みそフル回転状態です。
そのなかで一つだけ、フィードバックに困る内容があったとき、コンサルタントの方がフォローを入れてくれたので助かりました。
ですがそのあとすぐに、個別チャットで「20分席を離れます」とコンサルタントの方から届きます。
次のワークのフィードバックのタイミングには絶対に間に合いません。
覚悟を決めて腹をくくるしかありませんよね。
僕の持てる知識をフル動員して、なんとかフィードバックをやり抜くことができました。
途中で休憩を挟みつつ5時間を走り抜けたわけですが、参加された方からは大満足の感想を多くいただくことができました。
門外漢の内容でこういった評価をいただけたのは、本当に嬉しかったです。
またコンサルタントの方からも「めちゃくちゃ良い感じでしたよ、これなら定期的に再販できますね」と、嬉し言葉をいただきました。
終わったあと
「お疲れ様でした」
その言葉とともに回線を切り一息ついたとき、準備に費やした時間と労力の全部が報われたと実感することができました。
本当に有名なコンサルタントの方なので、ヘタな講座にして顔に泥を塗るわけにはいきません。
僕としても、この方と一緒に仕事をするようになるなんて、夢にも思っていませんでした。
だからこそ、より良いものを作りたいと思うこともできました。
それらの全てが満足できる形で終わったとき、なんとも言えない幸せが包み込んだんです。
これは仕事に真剣に取り組み、やり切ったからこそ生まれた気持ちなんですよね。
自分にとって心地よいものに触れて幸せを感じる。
とても素晴らしいことです。
それと同じように、真剣に向き合いやり切ることでも、幸せを感じることができることを改めて実感することができました。
僕はコーチ・コンサルタントとして、クライアントさんの問題解決のサポートをしています。
その過程でクライアントさんがどんどんプラスの変化をしていく姿を間近でみたとき、本当にこの仕事を選んでよかったと心の底から思えるんですね。
それとは違って、全身全霊でやり切ることも、幸せにつながっているんです。
そう考えると、仕事に真剣に向き合えば向き合うほど、人生の質が高まるのではないかと、改めて思った出来事でした。
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