ストレスなくしなやかに日常を過ごしたい。
これは多くの人が願う生き方と言えるのではないでしょうか。
多くの人が願うということは、多くの人はストレスを感じ、壁にぶつかりながら、不満と我慢を抱きながら過ごしているといえるかもしれません。
今回は、ストレスを最小に抑えながら自分らしくしなやかに過ごすための、大切なマインドについてお伝えしたいと思います。
マインドとは?
マインドというのはそれほど複雑なことではありません。
単純に「○○のようなことが起きたとき、どのように考えるか」というだけのことです。
つまりは、考え方のことをマインドと呼んでいるに過ぎません。
とはいえ、考え方にも様々なものがあり、幸せになる考え方もあれば、不幸せになる考え方もあります。
どのような考え方を持つかで、この世界の見え方が変わってきます。
例えば「運動は楽しい」と考えるか「運動はしんどい」と考えるかで、運動への取り組みやすさは真逆になることが簡単に想像できますよね。
どちらのマインドを持っているほうが、健康的でしなやかな身体を維持できるかは一目瞭然だと思います。
このように自分が持っているマインドひとつで、人生そのものの質が決まると言っても言い過ぎではありません。
全てはマインドによって決まってくるのです。
そのなかでも特に重要なマインドがあります。それが「他人軸」と「自分軸」というマインドです。
多くの場合で人間関係に悩みを持つ人というのは、他人軸マインドにかたよっている傾向にあると言えます。
幸せに生きるためには、他人軸から自分軸へと転換していくことが大切になるんですね。
ではここからは、他人軸と自分軸について紹介していきます。
他人軸とは
他人軸というのは一言でいうと、自分のコントール権を他人に受け渡している状態となります。
具体的にどのようなことが起きているかというと
・相手の顔色をうかがう
・周りの期待通りにしなくてはならない
・休みたくても他の人が働いているから休めない
・言いたいことがあっても我慢してしまう
・頼まれると断れない
・好きなことがあっても隠してしまう
などなど
他人軸マインドを強く持ってしまうと、周囲の反応ばかりを気にしすぎて、自分を素直に出すことができなくなってしまいます。
これは幼少期から「親の言うことを聞きましょう」「先生の言うことを聞きましょう」「人に迷惑をかけてはいけません」「わがままを言ってはいけません」など、自分が好きなようにすることを禁止され、周囲に合わせるように言われ続けた結果なんです。
聞き分けの良い子どもでいるほうが、周囲から褒められることが多いので、自然と大人や周囲の人の顔ばかりを観察するようになってしまうんです。
日本においては、学校教育などの環境が他人軸マインドを植え付ける装置になっていたのです。
最近ではそのような教育が少しずつ見直されてきていますが、僕たちのようにすでに大人になっていると、どうしても他人軸マインドに洗脳されてしまっているんです。
自分軸とは
その一方で、自分軸というのは一言でいうと、自分のコントロール権を自分で掴んでいる状態となります。
こちらも具体的にどのようなことが起きているかというと
・自分が何がしたいかが明確になっている
・自分が好きなものに全力で向き合える
・自分の気持ちを我慢せずに適切に表現できる
・嫌なことは嫌と伝えることができる
・周りが何を言っても自分がやりたいことを追求する
・辛いときは辛いと素直に言える
などなど
自分軸マインドを持つことで、他人がどう思うかよりも自分がどう感じるのか、自分がどう在りたいのかに意識が向くようになります。
正しく自分と向き合えるようになるので、自分の心が喜ぶことを自分にしてあげることができるようになるんですね。
ストレスを感じているのならそのまま放置せずに、自分を労ることもできるようになります。
また自分軸マインドというのは、自己中心的な振る舞いとはひと味違うものになっています。
自分がどう在りたいかが土台になっているので、他人をどうこうしようとすることはありません。
つまり、誰かを操作して自分の願いを叶えようとはしないのです。
なので自分軸マインドの人が近くにいたとしても、周囲の人は嫌な気持ちにはならないんです。
それどころか、しなやかに過ごせている姿を見ることになるので、素敵な人だと感じるようになります。
自分自身も心地よく過ごすことができて、周囲の人からは素敵な人だと思われる。
まさに夢のような生き方を実現してくれるのが、自分軸マインドなのです。
自分軸マインドの手に入れ方
自分軸マインドを手に入れることは、それほど難しいことではありません。
自分自身に次の質問を投げかけてみてください
「本当はどうしたいの?」
「そのときの気持ちはプラスになってる?」
「そのためにどんなことができるの?」
この質問に素直に答えるようにしてください。
「したいこと」があっても、気持ちに窮屈さがあるようならそれは、「しなければならない」と思っていることの可能性が高いです。
そうではなく、心の底からしたいこと、在りたい自分を見つけ出していくようにしていきます。
ここでの答えは誰に聞かせるものでもないので、お行儀良くする必要もありません。
好き勝手に自分の言葉で答えを導き出してしまいましょう。
そこで出てきた答えが例えば
「仕事を忘れて、一日中、のんびりと過ごしたい」
というものだったときも、自分の答えを否定する必要はありません。
「私はのんびりと過ごしたいんだ」
と、自分の心の声に素直に耳を傾けてあげてください。
そして次に、のんびりと過ごすためにどんなことが出来るかを考えて、その通りに行動すればいいだけなんです。
そうして本当に心地よい時間を過ごす体験をすることで
「自分の好きにしてもいいんだ」
といった実感を持てるようになっていきます。
あとはこれを繰り返していけばいいだけ。
本当に難しいことなんてひとつもありません。
ぜひ試してみてくださいね。
自分軸マインドを持つというのは、自分の人生の主人公として生きることと同じです。
他人軸マインドは、自分の人生にもかかわらず、他人の人生の脇役になっていると言えます。
あなたの人生はあなたのものですよね。
あなたの人生を他人の都合のいいように使わせるなんて勿体ないですよ。
自分軸マインドを手に入れて、しなやかなに人生を過ごしてくださいね。
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