人間関係は私たちが生きていくうえで、切っても切り離すことができないものですよね。
誰も住んでいない無人島で生きるのなら必要ないかもしれませんが、そんな生活をしている人はこのブログなんて読んでいないと思います(笑)
ということは、いまこれを呼んでいるあなたは、人間関係がある社会で生活をされていると言い切っても差し支えないはずですよね。
ということで今回は、相手との距離を縮めるために大切なことについてご紹介していきたいと思います。
人との繋がりを強化する要素
外を歩いていると、多くの人とすれ違いますよね。
でもそういった人に、親近感を持つことはほとんどありません。
でも、同じ職場や同じコミュニティにいる人には、街ですれ違う人とは違う親近感を感じているのではないでしょうか。
この違いを生み出しているものは一体なんだと思いますか?
・名前を知っている
・どんな仕事をしているか知っている
・どこに住んでいるか知っている
・どんな食べ物が好きか知っている
もちろん、このようなことを知っているのといないのとでは、繋がりの強さは大きく違ってきます。
ですが上記のようなことをたくさん知っているからといって、強い繋がりが生まれるかというとそうではありません。
知らないよりは、まだマシというレベルです。
人との繋がりを強化する要素は、このようにただ知っているものではありません。
大切なのは、相手とどれだけ共通することがあるのかということなのです。
繋がりは共通点の多さと深さ
相手と自分とのあいだに、より多くの共通点があればあるほど、相手との繋がりを強く感じることができます。
また共通点は少ないものの、その深さが深ければ同じように強い繋がりを実感することができます。
同じ会社に勤めている人と、違う会社に勤めている人とでは、親近感は違ってきますよね。
同じ会社に勤めていたとしても、同じ部署の人と他部署の人とでは、ここでも繋がりの強さに違いがでてきます。
同じ部署であっても、先輩や後輩ではなく同期入社のほうが繋がりは強く感じるかもしれません。
また、同じ先輩であったとしても、仕事を教えてもらった先輩とそうでない先輩であれば、これもまた違った感じ方になるでしょう。
その他にも、同じ部署の人ではあるものの、それほど仕事上の関係が無い場合、社外の人であっても、同じプロジェクトで共に苦労していたとしたら、社外の人とのほうが関係性が強くなったりもします。
繋がりの強さは、共通点の数と深さで決まってくるんですね。
外的なものより内的なもの
また共通点の種類でいうと、外的なものよりも内的なものに共通したものがあるほうが、繋がりは強くなりやすい傾向にあります。
例えば、使っている財布が同じ、乗っている車が同じ、飲んでいるドリンクの種類が同じ、といったものが外的要素となります。
内的要素は、簡単に言えば価値観や考え方になります。
映画が好き、登山が好き、釣りが好きなどとなります。
この外的なものと内的なものを比べると、内的な共通点のほうがより強い繋がりを生み出してくれます。
というのも外的なものというのは、その情報にそこまでの深さがありません。
ですが内的なものの場合、相手の人の価値観や信念といった、より個人的で深いレベルでの共感を生み出すことができます。
持ち物などの外的なものは、簡単に相手に合わせることができますが、内的なものの場合、これまでの生き方が大きく係わってきます。
つまり、簡単に合わせることができないぶん、共通した考えや価値観を持っていることは、貴重なことでもあるため、繋がりは自ずと強くなっていくんですね。
嘘をついてはいけない
内的なもののほうが、相手とより強い繋がりを得られるからといって、嘘をついてしまっては意味がありません。
考え方や価値観というのは、誤魔化しがきくようなものではありません。
自分を偽ったまま一緒に過ごしていると、やがて、偽りの自分が許せなくなっていきます。
そこでその怒りが自分に向くのであればまだいいのですが、なぜか相手のせいで自分は不満をもっているんだと、思うようになってしまいます。
相手が変わればうまくいくと考えるようになっていくわけです。
そんなこと言われても、相手の人からすれば「自分勝手に嘘をついて、その責任を押しつけるんじゃない」となるだけです。
嘘をついていることに気付かれたとたんに、その関係は破綻してしまうんですね。
だからこそ、そのような嘘は言わずに、本当に共感できることだけに共感するようにしてくださいね。
出会った当初は共通点が少なかったとしても、一緒に過ごしていくうちに共通点はどんどん増えていきます。
なのでたとえ今は共通点が少なくても、悲観的になることはありません。
時間をかけながら大切に関係を育めば、いくらでも繋がりを強くしていくことができますよ。
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