いまはタブレットでメモを書いたり、パソコンでマインドマップを書けるアプリがあったりと、なにかとデバイスの中で情報を扱うことが多くなってきてますよね。
ちょうどAmazonでブラックフライデーのセールがあったので、Amazonが開発したFire HD 10 タブレットをポチッとしてしまいました。
これまで6.8インチの端末でKindleなどを利用していたのですが、Wi-Fiの接続が不安定になってきたこともあり、いいタイミングとして10インチタブレットを買ってみました。
10インチって想像以上にデカいんです。
実物が届いて驚きました(笑)
とまあ、便利な電子デバイスがでてきているわけですが、そんなデバイスに引けを取らない素晴らしいアナログデバイスがあるんです。
それが「紙」と「ペン」なんですね。
今回はあらためて、「紙」と「ペン」についてお伝えしたいと思います。
人類史上最高の発明
人と人が意思伝達するためには「言葉」は欠かせません。
言葉自体は約10万年~8万年前に誕生したと考えられています。
そのころの人類の祖先は農耕ではなく、狩猟を主な食料調達の手段としていたので、狩りで連携を取る上でも言葉は欠かすことができません。
そういった必要があったからこそ、まずは言葉が生まれたわけです。
ですがそこから文字が発明されるまでには、長い長い時間が掛かります。
現在の発掘調査においては、最古の文字は諸説ありますが、約5000年前にシュメール人が発明した楔形文字と言われています。
言葉が生まれて何万年の時間が経ってからようやく文字が発明されたわけです。
これらの文字は石版や木を彫って書かれており、いまから考えると使い勝手はそれほど良いとは言えそうになりません。
そこからさらに時代が進むと、古代エジプトでパピルスが発明され、文字の活用がさらに発展していきます。
文字に残す意味
世界で現存する最古の紙に書かれた情報は、中国の前漢時代の墓から発見された、地図が描かれた麻の紙と言われています。
日本における最古の紙の情報は、正倉院に保管されている702年の美濃・筑前・豊前の戸籍用紙です。
紙は燃えてしまうと灰になってしまいますが、それなりに正しく保存をすれば1000年の時間が経っても読み取ることができるわけです。
つまり文字として情報を残すというのは、その情報を未来に持っていくことができるということなんです。
それだけではなくそれらを印刷すれば、またたく間に多くの人へと情報を届けることもできるようになります。
言葉を文字として紙に書き出せば、そのとき、その場所にいない人へ、メッセージを届けることができるのです。
今はメールやLINEが当たり前になっていますが、ふと部屋の片付けをしていると、昔に書いた日記が出てきたりすることがありますよね。
日記を開いた瞬間、その時代に自分が何を経験していたかを追体験することもできます。
これらはすべて、紙とペンがあるからこそ、昔の情報を残すことができているんですね。
文字だけじゃない
また紙とペンは文字を使うだけではありません。
自分の頭のなかを図にして書き出してみることで、紙の上に頭のなかの情報を整理しながら映し出すこともできます。
また、誰かに何かを説明するときも、紙に書き出しながら説明することで、その理解を助けることもできます。
パッと閃いたアイデアは、恐ろしいことに10秒もすれば消えてしまうのですが、紙に書き残せばそのアイデアが消えることはありません。
紙に絵を描くこともできます。
漫画という素晴らしいコンテンツを作り出すこともできます。
複雑な計算も紙の上でなら可能ですよね。
音符を書き残せば、頭の中に浮かんだメロディを残すことができます。
かのスティーブ・ジョブズもプレゼンテーションを作るときには、まずは紙とペンを使って自分の考えを書き出すことから始めていました。
何かをまとめたり作り出すときにも、紙とペンは最高のパフォーマンスを発揮してくれるのです。
パソコンを活用して考えをまとめようとしても、パソコンを操作するためのタイムラグが生まれてしまいます。
ですが紙とペンであれば、手を動かすだけで頭の中の情報を直感的に紙に映し出すことができます。
そこにはタイムラグが生まれないので、脳に浮かんが生の情報を引き出すことができるのです。
実際に書いてみるから考えがまとまるということは少なくありません。
そのとき、いきなりパソコンなどの電磁媒体に向かうのではなく、まずは紙の上に書き出してみるようにしてみてください。
驚くほど効率的に考えをまとめることができるようになりますよ。
僕も新しいなにかを考えるときは、紙に書き出しながら考えるようにしています。
そうすることで脳をより活性させることができるので、アイデアも出てきやすいんですよね。
騙されたと思って試してみてください。
おどろくほど考えがまとまりますよ。
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