「自分はコミュニケーションが苦手だな」
そう感じる瞬間って、ありますよね。
会話が続かない、うまく気を利かせられない、初対面の人と話すときに緊張してしまう……。
そんな自分に落ち込んで、「やっぱり自分はコミュ力がないんだ」と思い込んでしまう人はとても多いものです。
でも実は、それは本当の意味での“コミュ力のなさ”ではありません。
むしろ、多くの人が“ある勘違い”によって自分を低く見積もってしまっているだけなんです。
ということで今回は、「コミュ力がない」と感じてしまう心理の正体と、
そこから抜け出して“自然に話せる自分”を取り戻す考え方についてお伝えしていきます。
本当にコミュ力がない?
「コミュ力がない」と感じているあなたに、ひとつ質問です。
本当に、あなたは誰とでも話せないのでしょうか?
おそらく、そんなことはないはずです。
家族や親しい友人、気の合う同僚と話しているときには、自然に笑えて会話も弾みますよね。
もし本当にコミュ力がゼロなら、誰と話しても会話が成り立たないはず。
でもそうではないということは、あなたの中にはすでに“話せる力”があるということなんです。
つまり問題は、“能力がない”のではなく、“状況による違い”なんですね。
相手や場面によって、話せる自分と話せない自分が切り替わっているだけ。
だから「自分はダメだ」と落ち込む必要はまったくありません。
むしろ、「なぜその差が生まれているのか?」を理解することが、第一歩になるんです。
問題の正体とは
実は、コミュニケーションがうまくいかないと感じる人の多くは、無意識のうちに“相手によって態度を変えてしまう”傾向があります。
たとえば、仲の良い友人の前ではリラックスして話せるのに、上司や初対面の人の前では急に緊張して言葉が詰まってしまう。
これは「相手にどう見られているか」を意識しすぎて、自然体の自分を出せなくなっている状態なんですね。
そして、そのギャップに違和感を覚えて、「思うように話せない=自分はコミュ力がない」と誤解してしまっているんです。
でも本当の原因は、“コミュ力の欠如”ではなく、“心理的な緊張”。
つまり、あなたは「話せない人」ではなく、一時的に「話せなくなっている人」なんです。
コミュニケーションの問題とは
多くの人が「会話術」や「話し方講座」を学ぼうとします。
もちろん、それも役立つことはあります。
でも根本的な改善にはつながらないことが多いんです。
なぜなら、話すテクニックよりも先に、心のあり方が整っていないと、どんなに言葉を選んでも“ぎこちなさ”が残ってしまうからです。
心理学では、コミュニケーションの苦手意識は「防衛反応」に近いものだと言われています。
「嫌われたくない」「間違えたくない」「バカにされたくない」
こうした“自己防衛の心理”が強くなるほど、言葉は固く、表情はこわばります。
一方で、安心できる相手には自然に話せますよね。
それは心が「傷つく心配がない」と感じているからなんです。
だから本当に大切なのは、話し方を磨くよりも先に、安心して話せる心の土台を整えることなんですね。
「うまく話せない自分を責める」のではなく、「緊張している自分を理解してあげる」ことから始めてみましょう。
それが、自然な会話への一番の近道なんです。
コミュ力があるというのは
本当にコミュニケーションが上手な人は、「誰と話しても自分が変わらない人」です。
上司の前でも、部下の前でも、初対面の人の前でも、自分のペースでリラックスして話せる人。
それは、“相手に合わせる”よりも“自分を保つ”力があるからなんです。
だから「うまく話そう」と力を入れるよりも、「誰の前でも同じ自分でいられること」を目指すのがおすすめです。
たとえば、日常の中で少しずつ「自分の意見を言う練習」をしてみたり、人と話す前に「相手を怖がっていないかな?」と自分に問いかけてみる。
そんな小さな積み重ねが、少しずつ“態度の安定”を育てていきます。
あなたはすでに“話せる人”です
「自分にはコミュ力がない」と感じている人の多くは、本当は“話す力”をちゃんと持っています。
ただ、相手や場面によって“態度が自動的に切り替わっている”だけなんです。
その無意識のスイッチを見つけて整えることで、人との関わりは驚くほどスムーズになります。
だから、話し方の練習よりもまず、「なぜあの人の前だと緊張してしまうのか?」を探ってみてください。
その答えが見えたとき、あなたの中にある“本来のコミュ力”が自然と戻ってきます。
あなたはもともと話せる人。
あとは、その自分を思い出すだけなんですね。
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