今年の仕事納めをされた方も多いと思います。
この一年、たくさんのことにチャレンジして、失敗がありつつも、それなりに充実した一年だったのではないでしょうか。
ここから家の大掃除や、新年を迎える準備などで、まだまだバタバタするかもしれません。
ですがそんななかでも、今年はどんなことができたかを思い返してみると、暖かい気持ちでこの一年を締めくくることができます。
ということで、今回は今年一年をやわらかく振り返るためのヒントをお伝えしたいと思います。
振り返りは反省ではなく事実を見る
年末に一年を振り返ろうとすると、つい「もっとこうできたはず」「あのとき別の選択をしていれば」と、頭の中で反省会が始まってしまうことがありますよね。
振り返りという言葉自体が、どこか評価や分析を伴うものとして受け取られやすいのかもしれません。
でも本来、振り返りは必ずしも自分を評価するための時間でなくてもいいと思うのです。
今年の年末は、良し悪しを決めることをいったん脇に置いて、ただ「何が起きたか」「どんな行動をしていたか」という事実を静かに眺めてみる。
そんなあたたかい時間にしてみませんか。
事実を見るというのは、自分を甘やかすことでも、現実から目を逸らすことでもありません。
ただ、評価や感情を足さずに、一年という時間の中にあった出来事を、そのままの形で受け取るということです。
そうするだけで、不思議と心の緊張がゆるんで、振り返りの時間が穏やかなものに変わっていきます。
忙しい年末だからこそ、無理に答えを出そうとしなくて大丈夫です。
反省をしなくても、改善点を見つけなくても、今年を締めくくることはできます。
まずは、今年の自分がどんな日々を過ごしてきたのか、その事実にそっと目を向けてみてくださいね。
いつものこと・新しいこと
毎朝決まった時間に起きて、仕事や家事をこなし、人と関わりながら一日を終える。
そうした日常の出来事は目立ちにくいですが、振り返ってみると、実はその積み重ね自体が立派な「できたこと」なのだと思うのです。
それと同時に、この一年のどこかで、新しいことに挑戦したり、取り組んだ人もいるかもしれません。
僕のことでいうと「ブレイン・ハック」という月額制のグループ講座をリリースしました。
地元の商工会のクリスマスイベントで、サンタに扮して子ども達にプレゼントを渡したりもしました。
「ブレイン・ハック」では新しい気づきや学びをお届けしたり、サンタは笑顔を届けることができました。
このような、自分を少し誇らしく思えることや、心があたたかくなるようなことを探してみてください。
そうすることで「今年一年、自分なりに頑張ったな」と、自然と思えるはずです。
大きな変化はないかもしれませんが、小さな変化は必ずあります。
そういったことを見落とすことなく、しっかりと拾い上げる。
それが自分の心の栄養になっていくんですね。
月単位で振り返ろう
一年をまとめて振り返ろうとすると、どうしても記憶がぼんやりしてしまいがちですよね。
そんなときにおすすめなのが、1月から12月までを、月ごとに区切って思い出していく方法です。
やり方はとてもシンプルです。
1月から順に、その月にあった出来事や、自分がやっていたことを三つずつ書き出してみてください。
仕事のことでも、プライベートのことでも構いません。
大きな出来事でなくても、思い出せることで十分です。
こうして月単位で振り返ると、不思議と思い出しやすくなるんです。
最初は一つしか思い出せなかった月でも、書き始めているうちに「あ、そういえばこんなこともあったな」と、自然と二つ目、三つ目が浮かんでくることが多いんですね。
この方法のいいところは、一年を見渡せることです。
特定の出来事だけが強く残るのではなく、その月その月で過ごしてきた時間に、まんべんなく目を向けることができます。
そうすることで、「ちゃんと一年分、生きてきたんだな」という実感が、じわっと湧いてくるんですね。
また、三つという数にも意味があります。
多すぎず、少なすぎない数なので、思い出す負担が小さいので、取り組みやすんです。
完璧に思い出そうとしなくて大丈夫。
空白があっても構いませんし、似たような内容が続いても問題ありません。
ひとまず書き出してみることが大切なんですね。
月ごとに書き出した事実を眺めてみると、そこにはあなたなりのリズムや流れが見えてきます。
忙しい時期、落ち着いていた時期、新しいことに触れていた時期。
それらすべてが、この一年を形づくっていた大切な時間だったのだと思えてくるはずです。
自分を労おう
月ごとに書き出した出来事を、最後にもう一度眺めてみてください。
その中から、とくに印象に残っているものを一つ、あるいは二つ選んでみましょう。
それは大きな成果でなくても構いません。
心が動いたものや、「よくやっていたな」と感じるものを選んでみてください。
そして、その出来事に取り組んでいたときの自分を思い浮かべてみてください。
忙しい中で工夫していた姿や、慣れないことに向き合っていた様子が、きっと思い出されるはずです。
そこに対して、心の中でそっと「よくやってたよ」「ちゃんと向き合ってたね」と、自分に声をかけてみるんです。
こうした自分を労う時間を持つと、心の奥にあたたかい灯りがともるような感覚が生まれます。
それは一時的な高揚感ではなく、自分のことを大切だと感じる大切な時間になるはずです。
この感覚があると、不思議と一年を肯定的に終えることができるんですね。
そしてその灯りは、次の新しい一年を迎えるときの力にもなってくれます。
無理に気合を入れなくても、前向きな気持ちが自然と湧いてくる。
そんな土台をつくってくれるのが、この年末のひとときなのだと思うんです。
最近では「うるさい」という理由で、除夜の鐘を突かないところも増えています。
でもあの鐘の音を聞きながら、こうした振り返りをするからこそ、心をリフレッシュさせることができると思うんですよね。
冬は空気が澄んでいます。
そういった清閑なひとときを過ごしてみてください。
きっと、心のなかがほっと暖かくなりますよ。
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