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人生の主人公になる考え方

 

残念なことではありますが、自分の人生なのになぜか人に操作されているといった感覚を持っている方が少なくありません。

 

会社に所属していると、会社の意向や上司の意向などによって、自分の考えとは違うことに取り組まなければならないこともあります。

そういったことが繰り返されると、どうしても「誰かの意図」によって、自分が動かされてしまうように感じてしまいますよね。

 

本当は自分の人生なのに、自分のためというよりも、周囲の思惑のために大切な時間を使っている。

そう感じてしまうと、自分という存在が希薄になってしまいます。

それでは、自分の人生の主人公として生きる実感を持つこともうまくできません。

それってもったいないですよね。

 

ということで今回は、人生の主人公になる考え方についてお伝えしていきます。

この考え方を意識するだけで、自分の人生を取り戻せるようになるので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

脇役になってしまう言葉

 

小説や映画にマンガ、どんなものでもいいのですが、作品には主人公と張り合う敵役、そして脇役が配置されています。

ストーリーにおいて、敵役は主人公と同等かそれ以上に作品のなかで目立つ存在です。

ですが脇役は主人公や敵役を引き立たせるために配置されています。

 

そこであらためて振り返っていただきたいのですが、あなたは自分の人生の主人公として過ごせているでしょうか。

それとも、脇役として誰かの引き立て役に甘んじてしまっているでしょうか?

 

主人公・敵役と、脇役には大きな違いがあります。

それは、自分の意思で決めているかどうかということ。

 

主人公も敵役も自分の使命をはっきりと自覚しており、何を為すかを自分で決めて、その通りに行動していきます。

その一方で脇役は、主人公や敵役の行動に巻き込まれたり、主人公に守られたりするキャラクターとして描かれます。

つまり、その行動への姿勢が能動的か受動的かといった違いがあるのです。

 

主人公や敵役は、はっきりと自分の決定に対して「~する」「~しない」といった自覚を持って挑んでいます。

ですが脇役は「~させられる」「~できない」といった、受動的な言葉を多く使います。

 

そこで改めて、普段の生活のなかでどのような言葉遣いが多いかを振り返ってみてください。

もしも受動的な言葉が多いと感じたのなら、もしかすると、自分の人生の主人公ではなく、誰かの人生の脇役に取り込まれてしまっているかもしれません。

 

 

「断れない」という言葉

 

受動的な言葉の代表例として、多くの人が無意識に使っているのが「断れない」という言葉です。

この言葉は、日常のなかでとても自然に使われますし、使っている本人も深く考えているわけではないことがほとんどだと思います。

 

誰かから頼まれごとをされたとき。

本当は少し気が重いけれど、関係性や立場、今後のことを考えると、断るのが難しい。

そんな状況は誰にでもありますよね。

 

問題なのは、引き受けたという行動そのものではありません。

どんな理由であれ、最終的に引き受けたのは自分ですよね。

ですが、その行動を振り返るときに「断れなかった」という言葉で整理してしまうと、話は変わってきます。

 

「断れない」と表現した瞬間、その行動は、「自分が選んだものではなく、状況や相手によってそうさせられたもの」という位置づけになります。

すると、自分は決定権を持っていなかった、主導権は自分にはなかった、という物語が出来上がってしまうんですね。

 

こうした語り方が積み重なると、少しずつ誤った自己イメージが形作られていきます。

 

自分は選ぶ人ではなく、選ばされる人。

自分は決める側ではなく、従う側。

 

その結果、自分の人生なのに、どこか脇役として関わっているような感覚が強くなってしまうんです。

 

もう一度お伝えしますが、断るのが難しい状況があること自体は、何もおかしなことではありません。

ただ、その現実をどう言葉で扱うかによって、自分の立ち位置は大きく変わってしまいます。

「断れない」という言葉は、自分を守るために使っているつもりでも、気づかないうちに、自分を人生の外側に置いてしまう言葉でもあるのです。

 

 

能動表現に言い換える

 

状況やその後の関係を考えると、断るという選択肢がないときに、それでも嫌なら断ればいいと、言いたいわけではありません。

 

大切なのは、その行動をどんな言葉で扱うかということです。

たとえば「断れない」という言葉を使っていた場面で、「断らない」「引き受ける」と言い換えてみるんです。

たったそれだけの違いですが、意味合いは大きく変わってきます。

 

「断らない」という言葉には、自分でそう決めたというニュアンスがありますよね。

相手や状況に主導権を渡すのではなく、自分が選択した、という形になるんです。

同じく「引き受ける」も、自分の意思でそれを受け取ったという印象になります。

 

もちろん、現実として余裕がなかったり、立場的に断りづらかったりすることはあります。

ですが、それでも最終的に引き受けると決めたのは自分自身です。

その事実を、自分の言葉として引き取るかどうかが、主人公と脇役の分かれ道になるんです。

 

「断れない」と言い続けていると、自分は選択権を持たない人、という自己イメージが強化されてしまいます。

一方で「断らない」「引き受ける」と言い換えると、自分は状況を見たうえで判断している人、という位置づけに変わっていきます。

 

断ることが正しいとか、引き受けることが正しいといったような、何が正解かを意識することではなく、自分で選んだと感じられるかどうかが大切なんです。

 

このように受動的表現から、能動的表現に言葉を変えることで、同じ現実であっても、自分の立ち位置を主人公側に戻すことができるんですね。

 

 

 

人生の主人公として生きているか、それとも脇役のように感じてしまうか。

その違いは、環境や立場だけで決まるものではありません。

 

日常生活のなかで、自分の行動をどんな言葉で扱っているかが、大きく影響しているんです。

受動的な表現を使うのか、それとも能動的な表現を使うかで、人生に向き合っている度合いが変化していくんですね。

 

せっかくこの世界に生まれてきたんですから、人生の主人公として生きたいじゃないですか。

行動は同じでも、言葉を変えてみる。

それだけでも、自分を生きているという感覚が育っていきますよ。

 

 

 

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