同じように学んでいても、どんどん前に進んでいく人がいる一方で、なかなか変化につながらない人がいます。
この違いを見ると、つい「才能の差なのかな」「性格の違いなのかな」と思ってしまうかもしれません。
もちろん、生まれ持った得意不得意はあります。
ただ、成長するかどうかは、才能や性格だけで決まるものではありません。
実はそこには、物事をどう捉えるかというマインドセットが大きく関係しているんです。
今回は、成長する人に共通する考え方についてお伝えしていきます。
成長マインドセットとは何か
成長マインドセットとは、自分の能力や可能性は、経験や学習によって伸ばしていけると考えるマインドセットのことを言います。
何かができなかったときに、すぐに「自分には才能がない」とは決めつけません。
今はまだ慣れていないだけかもしれない。
やり方が合っていないだけかもしれない。
練習の量や方向が足りていないだけかもしれない。
そうやって、できなかった出来事を自分の価値や評価ではなく、次に進むための手がかりとして見ようとします。
もちろん、努力すれば何でも必ずできるという話ではありません。
向き不向きもありますし、環境の影響もあります。
時間や体力の制限もあります。
それでも、最初から可能性を閉じてしまうのではなく、「どうすれば少しでも前に進めるだろう」と考える。
この姿勢が、成長マインドセットなんですね。
固定マインドセットとは何か
一方で、固定マインドセットと呼ばれるものがあり、こちらは自分の能力や才能は大きく変わらないと考えるマインドセットのことを言います。
この捉え方が強くなると、うまくいかなかったときに、すぐに自分自身の価値と結びつけてしまったりします。
失敗した。
だから、自分はダメなんだ。
注意された。
だから、自分には能力がない。
周りより遅れている。
だから、自分には向いていない。
このように考えてしまうと、次に挑戦するのが怖くなりますよね。
そうなってしまうとつい、
失敗したらどうしよう。
恥をかいたらどうしよう。
能力がないと思われたらどうしよう。
といった考えが浮かんでしまって、挑戦するよりも、傷つかないことを優先したくなるんです。
そういった一面は、誰にでも当てはまることですよね。
ただ問題は、それが強くなりすぎてしまうことなんです。
そうなると、自分の可能性を信じられなくなってしまって、いまできる範囲でしか物事に取り組めなくなってしまうんです。
そうなると、今できる範囲のことはうまくこなせるようになるかもしれません。
でも、新しいことに挑戦したり、自分の可能性を広げたりする機会は少なくなってしまいます。
その結果、器用にはなっても、大きな変化や成長にはつながりにくくなるんですね。
成長する人の考え方
意外かもしれませんが成長する人は、最初から何でもうまくできる人ではありません。
むしろ、たくさんつまずいていますし、思うようにいかない経験もしています。
恥ずかしい思いをしたこともあります。
それでも前に進めるのは、うまくいかなかった経験を、自分を否定することに使わないんです。
たとえば、仕事でミスをしたとします。
固定マインドセットが強いと、
「自分は仕事ができない人間なんだ」と考えやすくなります。
でも、成長マインドセットを持っていると
「どこで確認が足りなかったのか」
「次に同じミスを防ぐには何を変えればいいのか」
と考えることができます。
人間関係でも同じです。
うまく伝わらなかったときに、
「自分はコミュニケーションが苦手だから無理」と決めてしまうと、そこで人との関わりも閉じてしまいます。
でも、
「言葉の選び方が少し強かったのかもしれない」
「伝える順番を変えればよかったのかもしれない」
「相手の前提を確認できていなかったのかもしれない」
と見直せると、次の会話に活かせますよね。
成長する人は、失敗しても必要以上に自分を責めることはしません。
自分を責めてもいいことなんてないことを知っているんです。
そうやって自分を傷つけるよりも
「ここから何を学べるだろう」
「次に試せることは何だろう」
「今の自分に必要な一歩は何だろう」
と、今回よりも少しでもうまくいくにはどうしたらいいかを考えます。
できないことを自分の価値に紐付けしないので、心が折れにくくなるんです。
マインドセットの変え方
ここで朗報があります。
マインドセットは、性格ではありません。
物事の捉え方や、考え方のクセなんです。
だから、気づいて整えていけば、必ず変えていくことができます。
まず大切なのは、自分の中にある固定マインドセットに気づくことです。
「どうせ無理」
「自分には向いていない」
「また失敗したら恥ずかしい」
「できない自分には価値がない」
こうした言葉が心の中に出てきたときがチャンスなんです。
このとき、無理に前向きになろうとしなくても大丈夫です。
「大丈夫、できる」と自分に言い聞かせても、本音はそう思えていないので、言葉だけが上滑りしている感じがしますよね。
なのでポジティブな声掛けよりも、自分の中に生まれた固定マインドセットの言葉にツッコミを入れてみるんです。
本当に無理なのか?
一生できないことなのか?
変えられることはないのか?
うまくできる人はいないのか?
このようにツッコミをいれることで、見えるものが変わりはじめます。
見えるものが変わると、選べる行動も変わります。
そして、小さな行動が変わると、自分への見方も少しずつ変わっていきます。
マインドセットを変えるというのは、別人のようにポジティブになることではありません。
できなかった自分を責め続けるのではなく、「ここからどうするか」に目を向け直すことなんですね。
成長する人としない人の違いは、才能や性格だけではありません。
それより大きく関係しているのは、自分の可能性をどう捉えるかというマインドセットなんです。
自分のなかにあるのが「成長マインド」なのか、それとも「固定マインドセット」なのか。
その比率で成長のしやすさが変わるんですね。
考え方の持ち方一つで決まると考えると、それほど難しい問題のようには感じませんよね。
僕のとっておきの成長マインドセットは
「人ができるのなら、同じ人である自分にできないはずがない」
といったものです。
もちろんレベルは違うかもしれませんが、他の人ができるなら、自分にも必ずできるはずなんです。
うまくできないのは、単純に慣れの問題なんです。
そう考えると、自分の可能性を閉じることもなくなりますよ^^
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